統合失調症は遺伝するのかサラブレッドが考えてみた

両親が統合失調症、遺伝に悩んだ病気
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この記事は、同じく統合失調症の患者をもつ家族の方に向けて書いたものです。

両親ともに統合失調症患者

私の両親はともに統合失調症患者です。

母親は私が小学生の時に自殺して死別したので、父親とずっと2人で暮らしてきました。

わこぺ
わこぺ

だからサラブレッド!

私も、両親が精神障害者ということで、とても悩みました。

自分にも病気が遺伝してしまうのではないだろうか、

出産しても大丈夫なのだろうか。

そこで、こんな人間もいるよということが伝えたくてこの記事を書きます。

結論を先に書くと、娘の私自身は精神科への通院履歴はありません。

また、私は医療従事者ではなく、ただ両親が統合失調症なだけの人間です。

医学的知識は何もありません。

気休め程度に読んでください。

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統合失調症の症状と原因

冒頭の通り、私は父親も母親も統合失調症です。

どうしてそんなことになったかというと、病院の患者同士として出会って結婚したからです。

障害者手帳も持ち、障害年金も受給しています。

母親は自殺で死亡していますが、父親は障害等級2級の判定を受けています。

といっても、2級になったのは私が成人してからで、それまでは3級でした。

わこぺ
わこぺ

今思えばもっと早く2級にしてくれてもよかった気がする…

父親の話を聞いていると、発症したのは大人になってからのようですが、

症状が悪化している時には、小さいころにいじめられていた話をするので、通説通り強いストレスが原因になってるのかなと思います。

それが成人してから何かをきっかけに引き金を引いてしまったんでしょう。

父親の症状としては、幻聴が主症状で、いつもしんどそうにしています。

家事も最低限しかできません。

また、症状が悪化すると大声を出して発狂します。

幸いにも私自身に危害が加わることは無く、一人で怒鳴り散らしてるだけでした。

関わり方がわからなかったので、そういう時、私は完全に空気になっていました。

わこぺ
わこぺ

それでも深夜だとうるさくて寝られないし、近所迷惑も心配だったよ。

私が中学生になるころには、症状も悪化し、働くこともできなくなっています。

わこぺ
わこぺ

仕事行くと悪化してたから、いっそのこと働かずに家でおとなしくしてもらうことを選んだよ。

同じ病気の人から見たらまだ日常生活は出来ている方だけど、普通の人からしたら全然足りてないレベルだと思います。

抗精神病薬の服用と、病院併設のデイケアへの通院をしています。

統合失調症が遺伝する確率

では、統合失調症が遺伝する割合を見てみましょう。

引用:https://www.smilenavigator.jp/tougou/about/science/

遺伝子がほぼ同じな一卵性の双子が統合失調症を発症する確率は48%だそうです。

私のように、両親とも統合失調症の子供だと46%です。

ほぼ2分の1の確率ですね。これを高いとみますか?低いとみますか?

このデータだけで不安になってはいけません。

統合失調症は遺伝子だけで発症が確定する病気ではありません。

遺伝子以外にも、生育環境や、周りのストレスなど、多種多様な要因が絡み合っていて、その研究も困難を極めています。

私自身の感覚でいうと、遺伝面だと、性格などの気質は父親に似ているなと思います。

わこぺ
わこぺ

心配性だったり、人の目を気にしやすい性格だったり。

私が精神科に通院しないで済んだ理由

ほぼ半分の確率で統合失調症の遺伝の可能性がある私が、なぜ現在まで発症していないのかについて考えたことがあります。

それは、オタクだったからっていうのが大きいと思います!

わこぺ
わこぺ

急に冗談みたいな話になったね!

私は小さいころから、ジャニーズお笑い声優舞台俳優と、いろいろなジャンルの人たちにハマってきました。

小学生の頃は、ビデオデッキが壊れたら号泣するほどでした。

わこぺ
わこぺ

テレビが無いと生きていけない。

テレビの世界に完全に依存していました。

つまり、病む暇もないほどに、好きな人たちを追っかけ続けていました。

実際は統合失調症患者と二人きりの空間でしたが、テレビの向こうのいろんな世界を見ていました。

病院に助けを求めることができなかっただけ

しかし、さすがの私も、家で発狂している父親とずっと一緒にいて完全に平気だったわけではありません。

中学生の頃に、人生が嫌になって、自殺しようと家出をしたことがあります。

結局死ぬ勇気が無くて、自ら家に帰ってしまいましたが…

わこぺ
わこぺ

中二病みたいだね!

その時も、学校の先生などに、理由を問われたりしましたが、父親の病気については言うことができませんでした。

誰にも言ってはいけないと思って一人で抱え込んでいました。

精神科をすすめられたりもしましたが、私は受診しても意味がないと思って断りました。

わこぺ
わこぺ

こんな環境にいて、全然辛くないなんて無理な話じゃなかろうか。

生まれたことから無かったことにしなければ、何も解決しない。

それこそ受精する前からやり直したい、と思っていました。

助けを求めることもできず、ただ一人だけ、自分のせいで自殺未遂したと気が付いた父親を悲しませることになってしまいました。

また、精神科に行きたくなかった理由として、言葉を選ばずにいうと、留守番が難しい小学生時代に、

親の通院に一緒に連れていかれたことがあるのですが、病院の雰囲気が異様だったというのがあります。

大人になってからも、父親の入院で付き添いをしましたが、閉鎖病棟とか独特ですよね。

あの光景を目にすると、自分はここのお世話になりたくないと強く感じてしまいました。

わこぺ
わこぺ

でも本当につらい人は病院に助けを求めるのは大事だよ!躊躇しちゃだめだよ!!

精神はやまないけど全部身体に来る

一度は人生に絶望しながらも、オタクだったことが救いとなり、生きることができていました。

しかし、社会人になると、みんなの嫌われ者お局様にいびられ始めます。

この時は、ストレスがかなり蓄積されました。

そこで、このままいくと両親と同じように精神を病むんじゃないかと恐怖したこともあります。

しかし、結果として、精神は病みませんでした。

その代わりとして、全部身体に影響が出ました。

円形脱毛症に始まり、過敏性腸症候群、機能性胃腸症もやりました。

わこぺ
わこぺ

全部治ったけどね!

身体にはたくさんダメージが来ましたが、メンタルは割と大丈夫でした。

これは、私が誰かに何か嫌なことをされたときに、自分を責めてしょんぼりしてしまうタイプではなく、

相手に対して、何言ってるんだこいつ?と怒りをためるタイプであったことが重要だったのではないかと思います。

わこぺ
わこぺ

相手に直接はキレないけど殴り倒す夢はよく見たよ!

私もストレス解消はあまり上手な方ではありませんが、ストレスを感じた時のとらえ方が大事だったりするのでしょうか。

統合失調症は隔世遺伝するのか

そんな私も無事に結婚できました!

わこぺ
わこぺ

親の病気のカミングアウトとか、相手家族との付き合い方もまた記事にしようと思うよ!

結婚が決まったとき、私は素直に父親に子供はどうしようか迷っている旨を話しました。

理由はこちらに書いた通り、いろいろあるんですが、

私の子供(父親から見て孫)への隔世遺伝が怖かったというのもあります。

そこで、父親も心配して主治医に相談してくれました。

主治医いわく、論文も色々な意見があるし、遺伝するともしないとも、どちらともいえないとのお答えでした。

当たり前ですよね、お医者さんの立場で明言することは難しいです。

先ほどの遺伝確率の表でいうと、孫は5%です。

一般人が1%なので5倍ですね。

わこぺ
わこぺ

なんとも微妙な数字…

統合失調症になる遺伝子があるのではなく、なりやすい性格をもつ遺伝子を引き継いでいて、

かつ同じような環境で育っているからこそ、精神疾患を発症しやすいのではないか??

という考えに私は信頼をおいています。

遺伝と環境、両方の因子が統合失調症の発症に重要なんだと思います。

私も、思春期はだいぶつらかったですが、

今では、あっけらかんとしていて、

わこぺ
わこぺ

両親統失でここまで気楽に生きてる人間なかなかいないんじゃない!?

と自負しています!

とはいえ、今後何かをきっかけに発病の引き金をひいて、精神病になる可能性もないわけではありません。

でもここまでくると、家族に精神病患者のいない普通の人とそこまで大差ないのでは??とも思います。

わこぺ
わこぺ

なる人はなるし、ならない人はならない!気にしすぎるのもよくない!!

妊娠出産を悩む統合失調症患者さんへお願い

これを読んでいる方の中には、統合失調症の患者さんで、結婚や妊娠出産など、

今後の人生に悩んでいる方もいらっしゃると思うので、私個人の意見を述べます。

結婚に反対まではしませんが、出産となると、子供の人生までかかわるので、よく考えてほしいです。

両親が統合失調症の子供である私からお願いしたいことが一つあります。

子供のためにセーフティーネットを用意してあげてください。

他の人に言ってはいけないと思っていた私は、ずっと一人で悩み頑張ってきました。

父親の病状がひどいときに、誰にどう助けを求めたらいいのかまったくわかりませんでした。

私の経験談ですが、酷い言葉だというのは自覚しながら、限界にきて父親に、

「育てられないなら、最初から産むな」と言ったことがあります。

言われた方も言った方もつらいです。

しんどい時には、周りに助けを求められるようにしてあげてください。

現在、症状が軽めの方も、念のため、働けなくなったりした時のことを想定して動くことをおすすめします。

自分の両親などの援助だけでなく、公的機関の金銭的援助など、

切羽詰まったときにいつでも助けを求められるように準備しておいてほしいです。

お医者さんに家族教室を案内してもらったり、自分とお医者さんだけでなく、

家族がお医者さんに相談できるよう普段からコミュニケーションをとっておくのもいいと思います。

病院には、精神保健福祉士という生活面での相談にのってくれる方もいらっしゃいます。

健康な方であっても、子供を育てるのはとても大変です。

その上、病気を抱えたままだと、辛いことは他にもたくさん出てくるでしょう。

その時は、周りを頼って、抱え込まないようにしてくださいね!

支援してくださる方はいるので、積極的に探してみてください。

私と父親についてのお話は、こちらのカテゴリーでも書いてますのでどうぞご覧ください!

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