結婚式の前撮り撮影をするかどうかは、迷うところの一つかもしれません。
安くても10万円前後とお金もかかります。
結婚式に比べると安いとはいえ、大金が一日で消えてしまうとなれば、相手が乗り気になってくれないなんてこともあるでしょう。
しかし、本当にあきらめて大丈夫ですか??
今回は、一生に一度の機会を逃すと、何年も後悔するという私の体験談です。
スーツで行った悲しみの成人式
結婚時に前撮りをすることになった経緯は、私が20歳の時までさかのぼります。
20歳の一大イベント、成人式です。
私は成人式にスーツで行きました。
振袖を買うどころか、借りるお金さえ用意できなかったからです。
成人式の振袖も、前撮りと同じくらいの金額、10万円程度必要です。
奨学金を借りて、バイトもしながら大学に通っていた身分では、到底そんな余裕はありませんでした。
それに、もしお金の余裕があったとしても、それなら親と旅行に行きたいなと思っていました。
それでも、成人式は人生で一度きりだし、いろんな人にも会えるということでスーツであっても参加することにしました。
周りの友達はみんな振袖です。
慣れない下駄は歩きにくそうだけどとても嬉しそうな顔をしていました。
会場に着いても、女の子は振袖がほとんどで、スーツを着ているのは男の子ばかり。
家庭の経済力の差でぶん殴られたような気持ちになりました。
少しやさぐれていました。
『成人式の本来の意義は振袖を着ることじゃない、セレモニーを楽しむものなんだ。』
そう思って成人式に参加しました。
しかし、大人の話を聞きにいくために行った成人式でも、少し経てばどんな話しをしていたかなんて、すっかり抜け落ちました。
数年後の私には、「振袖がうらやましかった」という悲しい感情だけが残りました。
もちろん自分で頑張って振袖を用意した方もいるでしょう。それは素晴らしいことです。
しかし、私のようにバイトでお金を稼いだとて生活費にあてて、振袖にまでお金が回らなかった人もいるのではないでしょうか。
私は、成人式の日に振り袖姿の女の子を見るたびに、着たかったな…と後悔の念にかられました。
大学の卒業式は頑張って袴をレンタルした
そんな私も大学の卒業式は頑張りました。
成人式は全国各地、どこでも同じ日程の開催だからか、振袖はレンタルでもかなりお高いですが、
卒業式となると、日程も分散しているからか、そこまで高額ではありませんでした。
頑張ってネットで検索して、低価格で借りられる着物屋さんを見つけました。
袴でしたが、念願の着物を着られて嬉しかったのを今でも覚えています。
卒業式に袴を着たときにお世話になったお店の話はこちらでどうぞ♪
数万円で袴をレンタルできて、友達と一緒に楽しい時間を過ごすことができました。
卒業式に思い残すことは何もありませんでした。
夫と出会って成人式の思い出話
その後、結婚する時まで話は飛びます。
当時彼氏だった夫にこの成人式の話をすると、じゃあ結婚するときは前撮りしよう!
と、何気なく言ってくれました。
とても嬉しいですが、費用がたくさんかかってしまいます…
そんなわがままを言っていいのかとも悩みましたが、着物姿みたい!!
という一言に、私も気兼ねなくうなずくことができました。
おかげで結婚の際には、無事に色打掛も着れて大満足の一日となりました。
和装前撮りをした日のことはこちらでどうぞ♪
おそらくこの時に色打掛を着られなかったら、また長年引きずってしまったでしょう。
前撮りを快くすすめてくれた旦那さんには感謝してもしきれません。
たった一日の出来事が後悔につながる
今回は私の成人式に対する後悔と、和装前撮りの決断についてお話しました。
振袖を着たい!色打掛に憧れがある!
特に白無垢を着られる機会は一生に一度きりですよね。
でも、大金がかかる…たった一日のことだし我慢すれば…と思っている方もいるでしょう。
家族から「必要ないんじゃない?お金貯めたほうがよくない??」と言われてしまうこともあるかもしれません。
けど、私のように後悔をずっと引きずることが無いか今一度よく考えてみてください。
私はお金が理由で諦めました。他には、時間の都合や相手の意向で諦めざるをえない状況もありますよね。
後撮りなど、落ち着いてから撮影する方法もあるので検討してみてください。
私のこの記事が、迷っている方の決断の一助だけでなく、反対されている方の説得の材料にもなれば幸いです。
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