【高齢者も簡単】LINEの使い方を親に教えた【おさがりスマホ】

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スマホが無理な高齢の親にLINEを教えた

高齢者の父親におさがりスマホを与えて、LINEでコミュニケーションが取れるように特訓しました。

スマホは高齢者には機能がありすぎてかなり難しいので、事前にある設定をしておくことが重要です。

時には、うまく操作できず、イライラしてしまうこともあるかと思います。

私の父親も時代がポケベルで止まっているので、だいぶ苦労しました。

私が今回学んだのは、親のレベルに合わせて、できることを考えてあげる大切さです。

できないこともありましたが、色々と工夫をして、前よりコミュニケーションがとりやすくなりましたよ。

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

目次

老人すぎてスマホが使えない

父子家庭の一人娘である私は、結婚で実家を出るのを機に、父親にスマホを教えることにしました。

実家までの距離は1時間とはいえ、仕事もしていると、頻繁に帰省もできないからです。

代わりに電話とも思いましたが、家の固定電話に毎日かければ電話代が怖いです。

なので、ぜひLINEをマスターしてもらって、メッセージや電話を無料でできないかと考えたのです。

しかし、高齢者の父親は、ポケベルで時代が止まっています。

さらに精神疾患もあり、難しいことは苦手で、すぐに無理だと諦める癖がありました。

デジタル時代についていけず、パソコンのマウスをネズミと呼ぶ始末です。

妻 わこぺ

床にネズミ落ちてるって言うからびっくりしたらマウスだった…

高齢者向け携帯電話

まずは、スマホを用意しなければなりません。

我が家では、見守りカメラ用として実家にWi-Fi環境を作っていました。

ホームルーター+SIMカードでのインターネット環境の構築についてはこちらの記事をどうぞ。

なので、スマホだけ用意して、あとはWi-Fiに繋ぐことにしました。

デメリットは、スマホにSIMカードを挿しているわけではないので、外では使えないことです。

しかし、父親は、高級スマホを持ち歩くのが怖いらしいので、デメリットにはなりませんでした。

最初に考えたのは、らくらくホンやかんたんケータイといった高齢者用の携帯電話です。

でも、父親には「どうせ携帯なんて使えない。大金出して買うなんてもったいない!」とすぐに拒否されました。

新しく購入するのは父親にとってもハードルが高いようです。

妻 わこぺ

まぁ使いこなせるかわからないものに5万円出す勇気はなかなか出ないね。

なので、買わなくてもいいスマホとして、お試しで私が昔使っていたiPhoneを用意しました。

でも、後から中古スマホという手段があったことを知りました。

中古スマホを購入するなら、伊藤忠グループの運営する中古スマホ販売サイト にこスマがおすすめです。

厳格な検査を通過した、良品質の中古スマホが適正価格で販売されています。

妻 わこぺ

お手頃価格だから、気軽に綺麗なスマホが手に入れられる!

京セラのかんたんスマホや、富士通のらくらくスマートフォンが高齢者向けでは使いやすいと評判ですよ。

SIMフリースマホがおすすめ

私の場合は、家でしか使えないスマホを用意しました。

でも外出中も連絡が取りたい場合は、新しくスマホを契約するのがおすすめです。

また、Wi-Fi環境なしでおさがりスマホを使うなら、スマホ用のSIMカードを用意しなければなりません。

新スマホやSIMカードにはIIJmioを選ぶと、親の分のデータ通信量を自分のものにすることもできてお得です。

IIJmioは通信速度を、高速か低速か自由に選べて、低速だと契約のデータ通信量を消費しません。

そこで余ったデータ通信量は、データシェアリングでもらうことができるんです。

妻 わこぺ

私も父親のデータ量もらってるから2G+2G使える!

LINE程度だと、ビデオ通話したとしても、低速でも そんなに支障はありません。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

おさがりスマホを設定でシニア向けに

高齢者の親にスマホを渡すときは、あらかじめ設定をしておかないとトラブルの元です。

機械音痴な父親のために、少しでも簡単に使える設定に見直しました。

iPhoneで説明します。

まず、ロック画面のパスコードを不要に設定します。

設定>Touch IDとパスコード>パスコードをオフにする

家の中でしか使わないので、セキュリティより簡単さが優先です。

文字サイズは大にしましょう。

設定>画面表示と明るさ>テキストサイズを変更

そして、画面をわかりやすく整理します。

画面下部の固定アプリのエリアにLINEだけを表示させます。

その他のアプリは消去かフォルダにまとめましょう。

実家の親とのコミュニケーション LINE ボイスメッセージの使い方
妻 わこぺ

設定とか消せないアプリも全部フォルダにぶち込むよ!

高齢者向けのLINE設定

スマホ自体の画面設定ができたら、次はLINEのアカウント登録です。

おさがりスマホはWi-Fiで繋いでいるので、電話番号はありません。

なので、LINEのアカウントは、実家の固定電話の番号で登録しました。

登録名は無難に「実家の親」です。

電話番号による認証は、固定電話に電話がかかってきてコードが伝えられるので入力します。

おさがりスマホのLINE友だち欄には、連絡を取る家族(自分など)のアカウントだけを追加します。

友だち自動追加や、友だちへの追加を許可する設定はオフにしておきましょう。

妻 わこぺ

お互いに誰やねん状態になっちゃうよ!

設定>友だち

最初におさがりスマホを親に渡すときは、トーク画面を開いておきます。

トーク画面で閉じれば、次もトーク画面から始まるからです。

ホームやタイムラインなど、別のタブを開いた画面で渡すと、たちまち混乱してしまいます。

妻 わこぺ

できるだけシンプルに!

高齢者にLINEが難しい理由

おさがりスマホの設定が完了したら、いよいよ父親に渡します。

初めてのスマホ、もとい初めての携帯電話とのご対面。

最初のハードルは、まさかのホーム画面を開く所からありました。

昔のiPhoneなので、わかりやすく丸いボタンが下部にあります。

一生懸命、iPhoneの丸いボタンを押す父親。

けれどスマホは反応せず、ロック画面が解除できません。

妻 わこぺ

ホーム画面開くのからつまずくとは予想外…

何事にも一生懸命すぎる我が父、力強く押しすぎるので認識されないようです。

何回も試行錯誤して力加減を覚えます。

やっとの思い出電源を入れて、ホーム画面を開きます。

タッチスクリーンでも、いちいち力強くタッチするので、なかなかLINEアプリが起動しません。

画面は軽く押すだけでいいんだよと教え、時間をかけてなんとかLINEの画面まで辿り着きました。

スマホ世代の人間がやれば2秒でできることに5分は格闘していたと思います。

LINEに無事に辿り着いた父親、今度はメッセージ入力の練習です。

ここでもまた、つまずきました。

文字の入力がうまくできません。

タッチの力加減や指を離すタイミングがわからず、画面いっぱいに「あああああああ」などと同じ文字が羅列されていきます。

文字サイズを大きくしても、キーボードの大きさには限界があります。

繊細な文字入力は高齢者の父親にはとっても高いハードルでした。

教える時にイライラしてしまう

ここまで1時間かけて特訓しましたが、どうやってもうまくいかないし、父親も疲れたので一時休戦としました。

私たちはスマホを直感的に操作できる世代です。

教えられなくてもLINEが使えたし、スマホ操作に苦労した記憶なんてありません。

なので、教えているとどうしてこんな簡単なことができないんだろうと、どうしてもイライラしてしまうこともあります。

でもシニア世代にとっては、スマホなんて未知の機械です。

歳をとってから何かを学ぶって結構大変なことです。

私も最初はイライラしてしまったのですが、そうやって考えると、父親はとてもよく頑張ってチャレンジしてくれてたなと思います。

イライラしてしまったら、少し時間を空けても大丈夫です。

親のペースに合わせてゆっくりと教えるのが大切です。

父親は「もう無理、スマホなんてできなくてもいい」と投げ出しそうになったこともありました。

でも実は、私が会社に行っている間にこっそりと特訓していたようです。

妻 わこぺ

時間をかけてちょっとずつ前に進んでくれてた!

ボイスメッセージ機能が大活躍

さて、高齢者の父親 VS スマホ操作 再戦開始です。

頑張ってくれたものの文字の入力はできないままで、このままではどう足掻いても無理だと感じたので次の案を考えました。

LINEには、ボイスメッセージ機能があります。

文字入力欄の右横、マイクのイラストをタッチしてみてください。

すると、スマホのマイク機能を使った入力モードに切り替わるんです。

このモードでは、画面下部のマイクがある丸い部分を押している間だけ音声が録音されます。

指を離すと自動で録音が終了し、そのまま送信まで自動でやってくれます。

実家の親とのコミュニケーション LINE ボイスメッセージの使い方

この機能を使えば、指が太くて不器用な父親でも簡単にタッチすることができました。

押す部分のサイズが大きいので、誤操作もありません。

ビデオ通話で親孝行!

次は、LINEでの通話の仕方も教えたいところです。

トーク画面右上の通話マークを押してから、無料通話の文字をタッチしなければなりません。

実家で教えたときは父親もできていたのですが、実家を出た頃にはもうすっかり忘れてしまっていました。

実家にいる間は、電話する機会がなかったので、しょうがないですね。

妻 わこぺ

むしろここまで覚えられたのがすごいよ!

父親から電話することはできなくても、こちらからの通話を取ることはできました。

スマホをタッチするのが一回で済むからでしょうか。

実家の親とのコミュニケーション LINE ボイスメッセージの使い方

その後、コロナで実家に帰ることが難しくなり、ビデオ通話を頻繁にするようになりました。

私が専業主婦になったこともあり、平日の昼間にほぼ毎日顔を見て話すことができています。

ビデオ通話なので、無口な父親でも無理に話題を捻り出す必要がなく、お気に入りのようです。

私も、洗濯物を干す間の暇つぶしになっています。

一人暮らしでも、通話で少しでも会話することで、ボケ防止にもなったらいいなと思っています。

最近では、孫ともビデオ通話を楽しんでいて、スマホを渡して本当によかったです。

みなさんも、ぜひスマホで高齢の親とのコミュニケーションを楽しんでみてください!

我が家では倒れた時用に、実家のWi-Fi構築&見守りカメラも導入していますよ。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

公式サイト>>中古スマホ販売サイト にこスマ

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