【理想と現実】基礎体温グラフが低温期も高温期もガタガタ【生理不順の原因調査】

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黄体機能不全や無排卵周期など生理不順の原因をガタガタの基礎体温から解き明かす

基礎体温を測り始めたはいいものの、驚くほど理想通りのグラフになりません。

そこで、どうして基礎体温がガタガタになってしまうのかを調べました。

また、妊活や不妊について調べていると、卵子の質という言葉がよく出てきます。

なので、排卵の仕組みから、どうすれば卵子の質が良くなるのかを考察してみました。

病院のHPは専門用語ばかりでよくわからない、結局、生活習慣の改善って何を目指したらいいの??という疑問をお持ちの方向けに、妊活中の私が、わかりやすくかみ砕いてお伝えします。

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目次

理想的な基礎体温のグラフ

最初に、理想的な基礎体温のグラフの形について学びましょう。

まず、生理周期は、生理開始から排卵までの低温期と、排卵から生理開始までの高温期に分けることができます。

そして、高温期の長さは毎周期ほぼ一定で、14日間±2日とされています。

高温期が16日以上となる場合は妊娠の可能性があります。

つまり、生理周期の長さは、低温期の長さで決まっているという事です。

そのほか、理想的な基礎体温グラフの条件は次の通りです。

理想的な基礎体温のグラフ

  • 低温期と高温期の2層に分かれている。
  • 高温期が14日間±2日
  • 低温期と高温期の差が0.3~0.5℃程度
  • 低温期が14日間前後<

ただし、必ずしも毎周期、理想的なグラフを描けるわけではありません。

それに、理想通りの基礎体温グラフでなくとも、きちんと排卵があれば妊娠している方もいらっしゃいます。

しかし、理想的な基礎体温グラフではないという事は、何かしら婦人科系の問題がある可能性もあるので、早めに病院に行くのがおすすめです。

不安定でガタガタすぎる私の基礎体温

まずは、私の不安定でガタガタな基礎体温表をもとに、基礎体温が安定しない理由を探っていきましょう。

まず、私の基礎体温は、低温期は36.2~36.5℃、高温期は36.6~36.9℃です。

体温は35度台などあまりに低すぎると、血流の悪化などが原因となり、妊娠しにくくなってしまうようです。

しかし、絶対にダメというわけでもなく、低温期と高温期に0.3~0.5℃程度の温度変化があれば大丈夫とすることもあるみたいです。

しかし低体温は改善するに越したことは無いので、温活などでケアしてみてください。

私の基礎体温の周期全体を、グラフで見てみると、基礎体温は安定せずガタガタでした。

低温期も高温期もなく、完全なガタガタだったり、高温期があっても10日ほどと短いことがほとんどでした。

たまに高温期がきちんと14日あっても、低温期が長いため、いつ排卵するのかがわかりにくく、タイミングがとれていませんでした。

私が妊活するうえでの問題点には、月経周期が35~45日という生理不順もあったのです。

月経周期が39日以上3カ月以内の稀発月経の原因としては、甲状腺機能異常症、高プロラクチン血症や多嚢胞卵巣症候群(PCOS)があげられています。

基礎体温がガタガタな私の問題点

  • 二層に分かれない
  • 低温期が長い
  • 低温期がガタガタ
  • 低温期から高温期へ上がるのがゆっくり
  • 高温期が短い
  • 高温期がガタガタ

基礎体温が二層にわかれない

私の場合、低温期と高温期が二層に分かれないガタガタの周期は、36.2~36.9℃あたりでジグザグしていました。

基礎体温が低温期と高温期の二相に分かれないのは無排卵周期が疑われます。

毎月の生理はあるけど、排卵ができていない状態です。

続くようであれば病院を受診した方がいいですが、私は無排卵周期と排卵できているっぽい周期を繰り返していました。

基礎体温の低温期が長い

私の基礎体温は、低温期がとても長いです。

そもそも、高温期は14日間±2日と一定であるため、生理周期というのは低温期の長さで決定しているので、生理不順の理由にも直結します。

低温期が長い原因は、卵巣機能が低下しており、卵胞の発育に時間がかかっているのが理由だそうです。

基礎体温の低温期がギザギザ

私の基礎体温は、周期全体ではなく、低温期だけガタガタしていることもありましたが、その原因について言及するものは見当たりませんでした。

お酒を飲んだ翌朝なんかは基礎体温が上がってしまうことも多いようです。

しかし、漢方を飲み始めたところ、あんなにガタガタだった低温期の基礎体温が驚くほどに安定しました。

低温期から高温期へゆっくり上がる

また、私は低温期から高温期になるのに数日かかり、徐々に上がっていく感じでした。

排卵検査薬が陽性になった後もなかなか基礎体温が上がらず、やきもきしたことがあります。

調べると、低温期から高温期への移行は、3日以内であれば許容範囲内だそうです。

排卵後の黄体から分泌されるホルモンに体温を上昇させる作用があるので、排卵後そんなにすぐに上がらなくても心配しなくていいそうです。

しかし、長すぎると、黄体機能不全が疑われるので、体温がすっと上昇する方が安心と言えます。

東洋医学的にも、低温期から高温期への移行は、すっと基礎体温が上がる方が好ましいとのことです。

基礎体温の高温期が短い

さらに、私の基礎体温は、高温期が短いという問題がありました。

高温期は通常2週間維持されなければなりません。

しかし、私は10日間ほどで終わってしまう周期も多々ありました。

高温期が短い原因は、高温期を維持する黄体ホルモンの分泌が不安定な黄体機能不全の可能性が高いです。

基礎体温の高温期がジグザグ

そして、高温期のはずなのに、基礎体温が低温期並みにまで下がったりと、ガタガタすることも多かったです。

こちらも調べてみると、黄体機能不全の可能性でした。

以上、私の不安定な基礎体温からわかったことをまとめると、以下の通りです。

二層に分かれない→無排卵周期

低温期が長い→卵胞の発育が遅い

高温期がガタガタ&短い→黄体機能不全<

無排卵月経の原因

次は、なぜ基礎体温が不安定なのかを知るため、無排卵月経と黄体機能不全の原因について探っていきます。

無排卵月経を始めとした排卵障害の原因としては、高プロラクチン血症や多嚢胞卵巣症候群(PCOS)、甲状腺機能異常症、またはストレスなどが挙げられます。

病気が原因のこともありますが、根本的にはホルモンバランスの乱れといったところでしょうか。

黄体機能不全の原因

黄体機能不全になってしまう原因としては、卵胞の発育不全や高プロラクチン血症、甲状腺機能異常症などが挙げられます。

これだけではいまいちわからないので、もう少し詳しく黄体機能不全について調べました。

黄体機能不全とは、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が不十分な状態です。

黄体ホルモン(プロゲステロン)とは、子宮内膜を整えたりするのに必要で、受精卵が着床するためには欠かせないホルモンです。

また、黄体ホルモンには、体温を上昇させる働きがあり、このホルモンの分泌によって高温期が維持されます。

妻 わこぺ

だから高温期が安定しない原因として黄体機能不全が指摘されるんだね!

では、黄体ホルモンはどのようにして分泌されるのでしょうか??

卵胞から卵子が排卵された後、卵胞が黄体に変化し、そこから出るホルモンが黄体ホルモンです。

西洋医学の不妊治療だと、排卵誘発剤や黄体ホルモンの補充によって治療します。

東洋医学では、質のいい卵子をつくることで、排卵後の黄体もきちんと分泌できるようになるとの解釈があります。

以上を踏まえると、私がうまく排卵できない原因として考えられるのは甲状腺機能異常症、ホルモンバランスの乱れ、卵胞の発育不全です。

追記※不妊検査をしたところ、これに加えて高プロラクチン血症とも診断されました。

全体的にホルモンの分泌が上手くいかなくて卵子の成熟が悪く、質の良い卵子が育っていないため、その後の黄体ホルモンも十分に分泌されず、高温期が短かったりガタガタだったりするのだと思います。

卵子が排卵される仕組み

では、卵子の質ってどうして重要なのでしょうか。

また、どうして卵子の質が悪くなってしまうのでしょうか。

それを考えるために、まずは、卵子がどのようにして排卵されるのかについて調べました。

一般的な排卵の仕組みは次の通りです。

卵子は卵胞という袋に包まれています。

月経がはじまると分泌されるホルモンによって、複数の卵胞が育ちます。

その後、卵胞の大きさが20mm位になると排卵を促すホルモンが分泌され、排卵が起こります。

主席卵胞と呼ばれる大きくなった1つの卵胞が破裂し、卵子が卵巣の外へと排卵され、残りの卵胞は消失します。

排卵後に残った卵胞は黄体となり、子宮内膜を着床しやすい環境に整えていきます。

基礎体温が上昇するのはこの黄体が出すホルモンの作用です。

卵胞が成熟卵胞へと大きく育つのは低温期ですが、実は月経の前にも卵胞の成長期間があります。

日本産婦人科医会からの引用ですが

原始卵胞から前胞状卵胞までは、ゴナドトロピン非依存的に約120日かけて発育する。2mm以下の前胞状卵胞から胞状卵胞までは感受性があるが、感受性は低く約70日かけてゆっくり発育する。直径2-5mm以上の胞状卵胞になると感受性は高くなり、月経周期に伴うゴナドトロピンの変動に応じて、およそ14-20日で急速にグラーフ卵胞になる5)。

https://www.jaog.or.jp/lecture/3-妊娠まで 卵胞発育、卵の成熟、排卵、受精、着/

ざっくりまとめると、原子卵胞から様々な時期を経て成熟卵胞になるのですが、その周期の生理が始まるまではゆっくりと発育し、生理周期のホルモン分泌によって、排卵までの発育が急速に進むというわけです。

原子卵胞から数えると排卵まで約半年の期間をかけて発育すると考えられています。

卵子が育つには半年程度の期間が必要

その中でも低温期がかなり重要<

排卵するには卵胞が育たないといけない

妊活知識がなかった頃の私は、赤ちゃんに栄養を与えないと!と思って高温期にばかり食事の栄養面を気遣っていました。

低温期は、生理がきてリセットされたという事もあって、だらだらしがちで、昼食など一人の食事はとても簡単なもので済ませてしまいがちでした。

しかし、ここに大きな間違いがあったことに気づきました。

また、卵子に栄養が必要な理由は、成熟して排卵されるためだけではありません。

受精卵は、着床までの1週間の間、細胞分裂をしながら卵管を移動しています。

その間、栄養をもらう方法はなく、受精卵自身が持つ栄養で過ごすそうです。

つまり、それまでの間に卵子がどれだけ栄養を蓄えられているのかが重要となるのです。

なので、卵胞をきちんと育てて質のいい卵子を排卵するためには、低温期が重要なのです。

卵子の質が悪い原因3つ

では、卵胞の成熟が悪い原因、卵子の質が悪い原因について考察していきます。

卵子の質という言葉で調べていると、健康な体でいることが必要不可欠だというお話がよく出てきます。

身体は、生殖機能よりも、自身の生命の維持機能を優先するので、体の状態が整っていないと、妊娠しにくいというお話もよく聞きます。

そこで、よく言われる、妊活で大切なことが生活習慣の改善です。

なので、私なりに、排卵の仕組みについて学んだ知識から、生活習慣の改善を3つの方向に切り分けて、考察していきます。

私は、排卵が遅れたり、卵子の質が悪くて妊娠しない原因は、次の3つに集約されると考えています。

卵子の質が悪い原因としては、

1、ホルモンバランスの乱れ

2、ホルモンや卵胞の栄養不足

3、血流悪化で栄養やホルモンを運べない

ホルモンバランスの乱れ

まず、1,ホルモン分泌の指令がうまく出ないのが原因で卵子の質が悪いという考えです。

日本産婦人科医会からの引用ですが、

月経は卵巣で卵胞が育つところから始まりますが、これを促す初めのサインは、視床下部からのホルモンです。これが下垂体に働き、下垂体からのホルモンが卵巣に働き、卵胞が育ち、排卵します。

http://www.jaog.or.jp/qa/youth/月経について教えて下さい。/

簡単にまとめると、女性ホルモンは視床下部→下垂体→卵巣といった流れで分泌されるということです。

そして、この視床下部というのは、自律神経の司令塔でもあります。

だから、ホルモンバランスの乱れの原因として、ストレスや不規則な生活による自律神経の乱れがあげられるのだと思います。

ホルモンや卵胞の栄養不足

次に、2,ホルモンや卵胞の材料がないのが原因で卵子の質が悪いという考えです。

単純に言うと、栄養不足です。

身体と同様に、卵子も栄養が無いと育ちが悪くなります。

ホルモンにいたっても、その材料は、食べ物から摂取した栄養を材料にして作られています。

これが、妊活では食生活が大事とされる理由です。

血流悪化で栄養やホルモンを運べない

最後に、血液がきちんと栄養やホルモンを運搬してくれないのが原因で、卵子の質が悪いという考えです。

いくら食べ物で栄養が摂取できていて、ホルモンもちゃんと分泌されていたとしても、それらが、必要なところに届いていなければ、意味がありません。

卵巣にきちんと栄養たっぷりの血液を届けるためには、血流をよくすることが大切です。

これが、妊活において温活や運動が取り上げられる理由だと思います。

私は、この三本柱の改善を軸に妊活を進めていくことにしました。

人間の身体はとても複雑で、まだまだ解明されていないことも多く、様々な要素が絡み合って成り立っています、

なので、人によって、改善の効果のほどは千差万別です。

ですが、この記事が少しでも妊活の参考になれば幸いです。

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