私は、2016年6月からiijmioを利用しています。
格安SIMにしたきっかけは、大手キャリアの高い通信費を節約したいと思ったからです。
当時、たくさん調べ、最終的に選んだ格安SIMはiijmioですが、あれから5年弱、今なお使い続けるくらいには満足しています。
今回は、格安SIMにiijmioを選ぶのがおすすめな理由、またiijmio最大のデメリットをご紹介します。
また、こちらの記事では、iijmioのsimカードを利用した、実家のネット環境整備についても書いていますので参考にしていただけると嬉しいです。
iijmioの格安SIMは料金が安くコスパがいい
私がIIJmioを選んだ理由からお伝えしていきましょう。まず最初に、iijmioの格安SIMは料金が非常に安いです。
私が当初契約したミニマムスタートプランだと、音声通話機能付きSIM(3G)で月額1760円でした。
大手キャリアだと通信量を抑えていても月額7000円は支払っていました。
そうすると年間換算で6万円程度も節約できます。
また、iijmioでは同一名義内の回線であれば、データシェアも可能です。
私は現在、自分のスマホ用に音声SIMと、実家の見守りカメラ&LINE用にデータSIMを契約していますが、その間でもデータシェアができます。
家族間でもiijmioだと、よく通信する人あまり通信しない人の間で調整できるので無駄がありません。
さらに自宅に光回線を引いている方ならば、両方iijmioにすることで、600円の割引になるmio割というものがあります。
しかし、ただ単に料金が安いだけで、満足に通信もできないといった状況では意味がありませんよね。
その点については、後述しますが、iijmioは満足できる通信速度を保っており、非常にコスパのいい格安SIMだといえます。
⇒ iijmio公式サイトiijmioのSIMは通信速度を自分で選べる
数ある格安SIMの中からiijmioをおすすめする次の理由は、
高速通信をオフにすれば、契約したデータ通信量を消費しないからです。
例えば、私は毎月のデータ通信量を3Gで契約しています。
データ通信すればこれが減っていき、0Gになると低速モードに入りますよね。
しかし、iijmioでは自ら低速モードを選んで通信すると、3Gの分は減りません。
低速モードは、通信規制の超低速よりは早く、Twitterのツイート読み込みは難なくできるけど、画像の表示には少しだけ時間がかかるという程度です。
通信速度の切り替えはアプリを使って簡単にできます。
この画像だと上段の音声SIMはクーポンをオンにして高速で使用しています。
通信すると、契約した3Gの通信料が減っていく形です。
下段、実家のホームルーターに挿しているデータSIMはオフにして低速のまま使っています。
低速だとデータ通信の容量を消費しないので、いわば使いたい放題の状態ですね。
これでもみまもりカメラの映像を見たり、LINE通話も問題なく行えています。
ただし一部のプランでは低速でも使いすぎると通信規制がかかって超低速モードになってしまうのでご注意ください。
私は会社員時代は、通信量を節約するために普段は高速通信をオフにして、低速でデータ通信を行っていました。
すると数ヵ月に1回ほどですが、通信規制されてしまい、この超低速モードになってしまうことがありました。
しかし、その時は、潔く高速通信に切り替えます。
普段節約していた分、高速通信分のデータ通信量は余裕があったので、困りませんでした。
データ通信量に余裕があったのは、次で解説するように、iijmioのSIMは余ったデータ通信量を翌月に繰り越せるというのもポイントでした。
自分のスマホの使い方に見合ったデータ通信量を契約できていれば、頻繁に通信規制がかかって超低速になって困るといったこともないように思います。
⇒ iijmio公式サイトiijmioのSIMはデータが余れば翌月に繰り越せる
iijmioの格安SIMは余ったデータ量を翌月に繰り越せるというのも魅力的です。
下記の画像はiijmioのアプリで、先ほど紹介した高速通信のオンオフを切り替えられるアプリです。
データ通信量もチェックすることができるのですが、総残量のところに注目してください。
私は3G=3000MBで契約していますが、3610MBと3Gを超えていますよね。
これはiijmioの格安SIMには余ったデータ通信量の翌月への繰り越し機能があるからです。
前月にあまり使わなければ、翌月の使用可能データ量が増えます。
会社員時代は毎日100MB程度通信していて、1ヵ月にすると契約のデータ通信量3Gをギリギリまで消費していました。
しかし、ケチって低速通信を使うことで高速通信分のデータ通信量を温存し、翌月繰り越しをどんどん増やしていきました。
すると、やがて月初には6G存在する状態になりました。
ここまでくれば私の1日の平均使用量は100MBなので、普通に使っていれば0Gになることはありません。
旅行などで気兼ねなく通信したいときもデータ量を追加することなく過ごせました。
⇒ iijmio公式サイトiijmioは通話も日常使いには十分
格安SIMに音声機能付きSIMを選ぶ場合、データ通信だけでなく、通話サービス品質なども気になるかと思います。
まずiijmioでは、誰とでも通話料が50%オフとなる「みおふぉんダイアル」が使えます。
これは電話をかける際にアプリを使用するだけという簡単な仕組みです。
私はずっとこのアプリを使って通話をしていますが、音質もクリアで、不便を感じたことはありません。
家族同士の通話割引や留守番電話機能もあるなど、通話に関しても手厚いサービスがあり安心です。
そして、iijmioを格安SIMに選んだ最後の決め手として、iijmioの会社としての信頼性が高かったという理由があります。
iijmioはIIJという会社が運営しています。
私は知らなかったのですが、よく調べてみると、日本初の商用インターネット接続サービスを提供した企業でした。
インターネット黎明期から活躍する企業であり格安SIMにおいても老舗といえる立場です。
そういったこともあり、企業としての信頼性が高かったのもiijmioを選んだ決め手です。
⇒ iijmio公式サイトiijmio最大のデメリットは名義の統合ができない
格安SIMのデメリットとしてはキャリアメールが使用できないことがよく挙げられます。
私は代わりにGmailとYahoo!メールを併用しており、キャリアメールが使えないという点はデメリットには感じていません。
しかしそんな私にもiijmioを使用していて感じるデメリットがあります。
iijmio最大のデメリットは、名義の統合ができないことです。
私たち夫婦はそれぞれ別の名義でiijmioの格安SIMを利用しています。
なぜ夫婦で名義が違うのかというと、お互い、結婚前からiijmioをそれぞれで利用していたからです。
iijmioでは契約した名義それぞれにmioIDが発行されます。
同じmioID内であればプランをまとめることが可能なのですが、現状、異なるmioID同士のプランをまとめることができないとされています。
結婚してから、名義の統合をしようとしたのですが、できませんでした。
電話番号を変えずに夫の方に名義を統合しようと思うと、妻の私が一度MNPして名義を変更できるキャリアに移行。
妻から夫に名義を変更してから、もう一度夫名義のiijmioに加入しなおすという方法になるかと思いますが、手間なので行いませんでした。
なので、結婚から数年経った今でもそれぞれの名義で利用しています。
夫婦でiijmioを利用しているので、本来であればデータシェアが可能なのですが、名義が違うのでできず、残念に思っています。
iijmio最大のデメリットは、このように、購入してからの名義の統一が現状不可能なことです。
これから家族でiijmioを利用し始めるという方は、名義を統一して契約できるように注意してください。
iijmioとBIC SIMとの違い
iijmioと似た格安SIMに、BIC SIMというサービスがあります。
実は、夫が利用しているのは正確にはiijmioではなくBICSIMの方です。
これは、ビックカメラで販売されている格安SIMのことです。
中身はiijmioとほぼ同じで、プランや料金などサービス内容に違いはありません。
通信回線も、iijmioとBIG SIMで同一のため通信品質に差はありません。
iijmioとの最大の違いは、対面でのサポートがあるかどうかです。
実際、夫がスマホを買い替えた際、利用できるSIMカードが変更となったのですが、ビックカメラでスマホを購入したその足でBICSIMのサポートへ行き、対応してもらっていました。
店頭での対面サポートが無いと、自分で持っているスマホに合うSIMカードを調べて手配したり、
新しいSIMカードが届くまで多少の日数がかかってしまうという問題があります。
しかしながら、最近では、最初の契約だけならiijmio本家を店頭で契約することも可能になっています。
また私は、インターネットでiijmioの契約申し込みをしました。
iijmioに契約してから5年弱経っていますが、契約申し込みをした以外は、結婚して改姓手続きと実家のネット環境構築用にSIMを1枚追加の手続きを行いました。
すべてオンラインで申し込みが可能で、店舗対応が無くてもなにも問題を感じておりません。
自分のスマホに合うSIMカードがわからない方のために、HPにはスマホのメーカーや端末ごとに利用できるSIMカードを検索するシステムもあります。
インターネット申し込みだとキャンペーンもありますし、店舗へ行く手間や時間も省けますので、私としては、インターネットでiijmio本家の申し込む方がおすすめではあります。
キャンペーンは時期にもよりますが、初期費用がお得になったり、月額の割引やデータ増量などがありますので、
iijmioの実際の速度は速い?遅い?速度測定してみた
格安SIMで重視されるのは、料金の安さとともに、通信の安定性があげられると思います。
そこで、私のスマホでiijmioの格安SIMの回線速度を測定してみました。
私が契約しているiijmioのSIMカードは、タイプDのドコモの回線網を使用するタイプで、住んでいる地域としては、そこそこの大都市だと思います。
格安SIMで一番懸念される12時台は1Mbpsも出ませんでした。
しかし体感だと、Twitterくらいならそこまでストレスなく閲覧することができました。
画像の表示やWeb検索などは少しもどかしさを感じてしまいますが、まったく閲覧できないというほどではありませんでした。
昼の12時台によく使用される方はauの回線網を使用するタイプAの方がよくおすすめされていますので、そちらをご検討ください。
ほかの時間帯の話をしますと、以前の通勤時は8時台と18時台にTwitterを見ていましたが、低速通信だと少しもどかしさはありますが、高速通信だとスムーズに閲覧できます。
格安SIMのデータ容量はどのくらいにすればいい??
では実際にiijmioの格安SIMを契約しようと思ったときに、どのくらいの容量のデータ通信量を選べばいいのかを、私たち夫婦の使い方を参考にご紹介します。
なお、自宅にはWifiを整備しているため、自宅で格安SIMのデータ通信量を消費することはありません。
夫(音声SIMミニマムスタートプラン3G)
☆平日
会社まで徒歩通勤のためLINEを少々する程度
☆休日
飲食店を探したり、地図を見たりなど平日よりは通信する。
夫はこの使い方で、3Gの契約でもかなりのデータ通信料を余らせています。
妻(音声SIMミニマムスタートプラン3G)
☆平日
会社員のとき:通勤往復1時間でTwitterなどずっとスマホをチェック。
この使い方だと、通勤時の1時間ほどですが、高速通信だと1日100MB程度を消費していました。
なので通勤時にTwitterを見る時は、一度高速通信をオンにして、ツイートを読み込んでから高速通信をオフにして低速通信でツイートをチェックするといった使い方をしていました、
低速通信だと写真の表示には少し時間がかかってしまいます。
専業主婦のとき:外出すれば使うが、機会が減少。
現在はあまり外に出ず、出てもスーパーなどの買い物に出かけるくらいです。
一番よく使うのは、休日に出かける時です。
なので、ずっと高速通信をオンにしています。
それでも3Gを使い切ることはありません。
実家の親(妻の追加データSIM、容量は共有:LINEのみスマホ&見守りカメラ)
こちらの記事に書きましたが、実家用にホームルーターを購入し、iijmioのSIMカードを挿しています。
それで構築した実家のインターネット環境を使い、見守りカメラを設置したり、父親にスマホを教えてLINEをしたりしています。
ホームルーター用のSIMカードは常に高速通信をオフにして、低速設定にしています。
実家の父親とLINE通話を1日2回(10分程度)、LINEボイスメッセージを1日3通、見守りカメラの映像チェック(1日合計しても1分程度)していますが、すべて低速で問題ありません。
なので、実家のホームルーター用のデータSIMは通信量0Gです。
ちなみに実家のSIMカードの高速低速の切り替えも、遠く離れた自分のアプリから切り替えることができます。
iijmioでは、スマホ本体との同時購入もでき、かなりお安くスマホを手に入れることも可能です。
遠く離れた実家の親に購入してあげて、コミュニケーションをとるのもおすすめですよ!
私たち夫婦の毎月のデータ使用料をご紹介しましたが、ご自身が契約すべきデータ容量の目安になったでしょうか??
もともとスマホで通信することが少ない人はもちろん3Gで十分ですし、
こまめにアプリで高速通信のオンオフを切り替えるのが苦じゃなければ、3Gでも十分対応可能だと思います。
逆に、通信量をちまちま気にするのは面倒という方には、6Gや12Gを契約するのがおすすめです。
iijmioは時期によっては、キャンペーンでデータ増量も行っているので、それで様子を見てみるのもありだと思います。
iijmio既存プランと新プラン(ギガプラン)の内容見直し
最近、iijmioは新プランのギガプランを発表しました。
今回は、もともとiijmioを契約している私たち夫婦が乗り換えるべきかについて検討してみました。
iijmioの新プラン(ギガプラン)は、音声SIMの場合、2Gで780円、20Gでも1880円という、今までよりもさらに安くなる料金設定です。
まず、今までミニマムスタートプラン3Gを契約していた夫の場合。
夫はもともと契約していた3Gを使い切ることも無かったので、新プランの2Gを選んだほうが安くなります。
音声SIM(3G)1760円 → 音声SIM(2G)858円
なので、毎月902円、年間にして10824円の節約となります。
次に妻の場合。
これまでは1回線で契約し、SIMを追加するという方法で2枚のSIMカードを運用していました。
データ通信量は1枚目で契約した通信量を共有します。
しかし、ギガプランでは、それぞれの回線でSIMカードを契約する方式になっているようです。
なので、音声用とデータ用で、2Gの契約を2つ結ぶことになります。
音声SIM(3G)1760円+SIM追加440円=2200円
音声SIM(2G)858円+データSIM(2G)748円=1606円
毎月594円、年間にして7128円の節約となります。
また、契約名義が同じであれば回線が異なっていてもデータシェアは今までと同じように利用可能です。
なので、今までのように実家のデータSIMを低速のまま使用すると、私がスマホで使える通信量は3Gから4Gへと1G増えることになります。
ちなみに、実家のデータSIMはホームルーターに挿しているため、SIMカードのないeSIMは利用不可です。
iijmioの新プランであるギガプラン、速度などの面はこれからさらに情報が発表されてサービスが開始されてから判明していくでしょうが、価格だけで見れば、非常にお得だということがわかりました。
iijmioを契約するなら新プランのギガプランがおすすめ!
今回は、私がiijmioを使い続ける理由をたくさんのメリットとともに紹介しました。
多少のデメリットはありますが、私は満足してiijmioの格安SIMを使い続けており、自信をもっておすすめできます。
iijmioがおすすめなのは、
- スマホの通信料金を安くしたい人
- 自宅にWifiがあり、外出先では動画は見ない人
- スマホはLINEやTwitterを見るくらいで十分な人
- 困ったら自分で調べて解決できる人
また、iijmio新プランのギガプランは、データシェアなどの便利さはそのままに、価格をさらに抑えており、毎月のスマホの通信料金を安くしたい方にはかなりおすすめのサービス内容となっています。
ただ、iijmioでは、従来の基本プランでよくキャンペーンが開催されており、月額割引やデータ容量の増量などのお得な特典があります。
ですので、これからiijmioを契約するという方は、最初は従来の基本プランを契約して、キャンペーンによる割引や増量期間が終了したらギガプランに変更するといった案もあります。
ぜひ一度格安SIMにiijmioを検討してみてください!
実家にネット環境がなく、親と連絡が取りにくくて心配という方には、iijmioのSIMカードをホームルーターに挿すことで、簡単にインターネット環境が構築出来て、おすすめです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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