高齢の父親が一人暮らしする実家に、Wi-Fiを格安でプレゼントすることにしました。
見守りカメラとLINEでのコミュニケーションのため、インターネット環境が必須だったからです。
調べた結果、ホームルーターとSIMカードを組み合わせることで、高コスパで安定したWi-fi環境を実現できました。
しかも、実家の親だけでなく、自分のスマホにもメリットがあったんです!
今回は、ランニングコストが格安な実家のインターネット環境構築についてご紹介します。
実家にインターネット環境がない
結婚前、実家ではADSLのインターネット回線を利用していました。
しかし、私が結婚で実家を出てすぐ、ADSL廃止のお知らせが届きました。
見守りカメラを設置し、おさがりスマホで父親とコミュニケーションをとっていたので、実家にもネット環境は必須です。
でも、実家で一人暮らしをする父親は高齢で、インターネットの設定をまかせるのは難しく、どうしたものかと頭を悩ませました。
安い光回線ってある??
実家の父親は、高齢な上に機械音痴でもあります。
なので、簡単に導入できる光回線を探してみました。
ですが当時の私の実家は、光回線のサービス対象外だったのです。
前道が私道で電柱工事の許可が下りなくて、なかなか整備できないって噂を聞いたよ…
ただ、もしエリア内だったとしても、ネット回線を導入する時って回線工事が必要で結構面倒だし、価格も高いですよね。
在宅してないといけないし、工事って響きが大げさで父親に困惑される…
できることなら、ネット回線導入に工事は避けたいところです。
なので、お手軽にネット回線を導入できるサービスはないのか調べてみました。
すると、実家が遠方だったりで、設定を手伝えない場合は、SoftBank Airを利用するのが良さそうでした。
なぜなら、SoftBank AirのおうちWi-Fiは、コンセントに挿すだけで届いた日から高速通信が使えるからです!
固定電話とセットにすると、まとめて割引が効く、実家にピッタリのプランもありますよ。
ホームルーターなら格安でネット環境構築
当時の実家は、SoftBank Airのサービス対象エリア外だったため、また他の方法を探しました。
たどり着いたのが、SIMフリーのホームルーターに、格安SIMカードを組み合わせてWifiを構築する方法です。
これなら回線工事も必要ないですし、光回線が導入できるエリアかどうかも関係ありません。
実家には、データ通信量もさほど必要なかったので、ピッタリでした。
SIMフリーのホームルーターにはAterm PA-HT100LN-SWを購入しました。
LTE回線を利用するホームルーターなので、データ通信ができるnanoSIMを挿すだけで、手軽にWi-fiが使えます。
買い切りなので、購入したらずっと使えます。詳しいレビューはまた後ほど。
実家ではもう5年以上現役で活躍しています。
コスパも良くて大満足!
SIMカードはIIJmioなら自分も得する
次は、SIMカードに何を選ぶかです。
購入したホームルーターはSIMロックフリーなので、自由に格安SIMを選べます。
docomoまたはau回線に対応したSIMカードならば業者は問いません。
ですが私は、IIJmioのSIMカードを強くおすすめします。
私は、自分のスマホでもIIJmioのSIMカードを利用しています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
今回ホームルーター用として、データ専用SIMカードを新しく1枚追加しました。
自分の通信量を増やせた
IIJmioのSIMカードがおすすめの最大の理由は、通信速度が自由選択&データシェアリングが可能だからです。
IIJmioのSIMカードはアプリで通信速度を低速か高速かを自由に選べます。
しかも、低速だと契約分のデータ量を消費しません。
私は、ホームルーター用SIMカードを常に低速設定にしています。
毎月2Gのデータ制限がありますが、低速で使う間は消費されません。
すると、毎月2Gのデータ通信量が余るのです。
この余ったデータ通信量は、データシェアリングで自分のスマホ用SIMカードに移すことができます。
自分スマホの2G+実家用の2G=合計4G自由に使える!
低速通信でも、見守りカメラの映像を確認したり、LINEのビデオ通話をするのに支障はありません。
実家のホームルーター用SIMカードをIIJmioにすることで、自分がIIJmioで使っているスマホにもメリットがあって、大成功でした!
とはいえ、自分のスマホをキャリア変更したくない方もいるでしょう。
IIJmioは、データのみのSIMでも格安なので、ホームルーター用だけ買うにしてもおすすめですよ。
公式サイト>>IIJmio
NECホームルーター Aterm PA-HT100LN-SW
ここからは、購入したNECのホームルーターについて詳しくレビューしていきます。
こちらは、ホームルーターを親機として、スマートフォンやタブレット、パソコンやゲーム機など10台までの子機を接続することができます。
Wi-fi接続を知らせるメールやスマホアプリ通知もできるので、離れた場所に住む家族の在宅確認にも使えます。
コンセントから電源を取るタイプのホームルーターです。
持ち運べる充電式のモバイルルーターもありますよ。
モバイルルーターは高齢親には充電池の残量管理が大変そうですし、家の中でしか使用しないので、コンセントタイプにしました。
でも外で待ち合わせをする時に、親とスマホで連絡を取れなくなってしまうので、そういった時はモバイル式にすればよかったなと思うことがあります。
ホームルーターの設定はとても簡単でした。
裏側にSIMカードを挿して、コンセントを繋げばすぐに使えるようになりました。
あとは、接続するスマホ側でホームルーターを選べば、WI-fiが使えるようになります。
子機のWi-Fi設定は、Atermらくらく設定アシストという専用アプリを使うと簡単です。
見守りカメラの方も、難なくWi-Fiに繋げることができました。
このホームルーターは電波状況を光で知らせてくれます。
ですが、私の父親は気になってしまうようで、テレビ裏の光が見えない位置に設置しました。
コスパ最強なのはホームルーター&SIMカード
ホームルーターは買い切りなので長く使えば使うほどランニングコストは安くなっていきます。
SIMカードは毎月費用がかかってしまいますが、データ量を自分のものにできるので、私にとっては得しかありません。
我が家は見守りカメラも必須だったので、Wifi環境を構築しましたが、親と連絡が取れればいいという方は、スマホを用意してあげるだけでもいいでしょう。
スマホをIIJmioで用意すると、先ほどのように親スマホのデータ通信量を低速で節約して、自分のスマホデータ量にすることもできますよ。
いつでもオンライン帰省できて親孝行
実家にWifi環境を構築して良かったのは、いつでもオンライン帰省ができることです。
私は実家から1時間ほどの距離なので、結婚前はいつでも帰って来られると思っていました。
ですが、実際は結婚後すぐにコロナが流行ってしまい、なかなか実家へ顔を見せることができなくなってしまいました。
また、妊娠してからはつわりや切迫早産で家から出ることも許されませんでした。
そんな時でも、見守りカメラで親が倒れていないかのチェックはできましたし、スマホで毎日連絡を取ることができました。
子どもが生まれてからは、赤ちゃんも一緒にビデオ通話をしています。
実家まで1時間とはいえ、小さい子どもを連れて行くのは大変なので、実際の帰省はなかなかできていません。
直接は会えなくても、ネット環境があるおかげで、しょっちゅう孫とのコミュニケーションをとってもらえます。
父親も嬉しすぎて、私より娘に話しかける方が多くなっているほどです。
実家にWifi環境を構築して本当によかったです。
コメント
コメント一覧 (2件)
わこぺん 様
楽しく読まさせていただきました。
私は機械に詳しくない中で、老々介護を行おうとしている者です。
質問ですが、ホームルーターはおすすめのものにして、iijmioのデータのみのSIMを契約した場合、私はYモバイルの携帯ですが問題なく画像は見ることができるのでしょうか。
わかる範囲でお教えいただければ幸いです。
突然このような質問をして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
大森
コメントありがとうございます。
NECのホームルーターを購入、iijmioのデータSIMを挿入してWifi環境を構築するという仮定ですね。
そうすると、ホームルーターの近くであれば、スマホの種類を問わずホームルーターからのWifiに接続することができると思います。
それとも、ホームルーターのWifiでつないだ見守りカメラの画像を、離れた場所からYモバイル回線の携帯で見るということでしょうか?
そうであれば、スマホがネット接続できるものであれば見ることは可能かと思います。
ですが、私も素人なので、念のため公式サイトにて詳しくお問い合わせいただくのが確実です。
よろしくお願いいたします。