実家で親が一人暮らしをしているんだけど、もう高齢なので心配…
なにか簡単に見守りができる方法はないか悩んでいる方もいらっしゃると思います。

私も父子家庭の一人娘で親が心配だったので、結婚で実家を出るのを機に見守りカメラを設置しました!
私は見守りカメラを設置したことで、心配が減っただけでなく、高齢の親とのコミュニケーションも円滑になりました。
今回は、高齢の親の実家一人暮らしを心配する方のために、おすすめの見守りカメラをご紹介します。
実家を出るけど高齢で一人暮らしになる親が心配
父子家庭の一人娘として、私の結婚が決まった時に一番気がかりだったのは、実家にいる高齢の親のことでした。

ずっと父と娘で二人暮らしだった!父親はもう高齢だし一人暮らしなんて心配…
父親は高齢なだけでなく、精神疾患もあったため特に心配でした。
父親は友達もおらず、行動範囲は近所と病院しかありません。

まさしく独居老人!!
高齢の親の一人暮らしで怖いのは、万が一倒れてしまったときに、誰も気づけないということです。
父親の場合、主治医に娘が結婚して実家を出ると伝えたところ、一人暮らしは心配だからと訪問看護を付けてくれることになりました。
しかし、それも週に一回です。親が倒れてもずっと気づけない問題の解決にはなりません。
電話で定期的に連絡を取るという対策もありますが、我が家の固定電話は古く、留守電機能がついていません。
また、買い替えたとして、機械音痴な父親です、こまかく留守電をチェックすることはないでしょう。
これでは、ただ電話に出ないだけなのか、倒れているのか判断がつきません。
父親が電話に出ないとなると、一人娘としては心配が募るだけです。
さらに、私の父親は家でおとなしくしていることが苦手で、しょっちゅう近所に散歩に出かけます。
結婚前の話ですが、遠方の夫の実家へご挨拶に行くべく、初めて2泊以上実家にいないことがありました。
一人娘の私は心配だったので、旅先から電話をかけていたのですが、電話に出ないことも多く、心配性の私は最悪のケースを想定してしまいとても不安でした。

時間おいて電話かけなおしたらのんきに散歩してたーって言われるんだけどね…
離れた高齢者の親の見守りにおすすめのカメラ
そこで、本格的に高齢の親の一人暮らしの見守り対策を検討し、ネットワークカメラを見守りカメラとして実家に設置することにしました。
私は、たくさんの見守りカメラを検討した結果、実家に設置する見守りカメラとしてスマカメ2スタンダードを選びました。
スマカメ2スタンダードは、PLANEX/プラネックス社のネットワークカメラです。
親の一人暮らしの見守りカメラにスマカメ2を選んで大正解でした。
見守りカメラスマカメ2の評判をレビュー
では、スマカメ2の評判を紹介しながら、スマカメ2がおすすめな理由をご紹介します。
スマカメ2は日本国内サーバーでセキュリティも安心
ネットワークカメラと言っても、日本製だけでなく中国など海外製のものなどを含めると種類もたくさんあり、値段も千差万別です。
そこで私は、セキュリティを重視して見守りカメラを選びました。

家の中が丸見えになるんだからセキュリティは注意したかった!
スマカメ2の特徴は、国内サーバーで運用されていることです。
管理サーバーは日本国内のデータセンターにて運用されサーバープログラムも当社で管理運営しています。
https://www.planex.co.jp/products/cs-qs10/
個々のネットワークカメラもきちんとパスワードで管理されており、ユーザー側で任意に変更もできます。
スマカメ2はSIMカードを使ったWifiで運用できる
スマカメ2は有線LANだけではなく、無線LANでも接続可能です。
実家には、ネットの固定回線を引いていないという方もいらっしゃると思います。
私も実家を出てからは固定回線を解約し、現在はIIJmioのSIMカードとホームルーターによるWifiでスマカメ2を運用しています。
後述しますが、SIMカードの通信速度でも十分に見守りカメラの映像をチェックすることができます。
私は、NECのLTEホームルーターにIIJmioのSIMカードを挿すことで、固定回線なしで、実家にWifi環境を構築できました。

格安SIMでWifi環境整えれば見守りカメラだけじゃなくてLINEで通話も無料だから便利だよ!
詳しくはこちらの記事でどうぞ。
【NECホームルーター】ネット環境なしの実家に安くインターネット環境構築【SIMフリー】

スマカメ2はネットワークカメラの中でも値段が安いからおすすめ!
スマカメ2は日本企業のネットワークカメラとしては、値段が非常に安いです。
私は最初、見守りカメラをうまく設置できるかや、きちんと役に立つかが心配でした。
お試しで見守りカメラと設置してみるという感じだったので、価格の安いスマカメ2はありがたかったです。
いざ設置してみると、大きな不具合もなく、機能も十分だったのでそのままスマカメ2を利用しています。
実際にスマカメ2スタンダード(CS-QS10)を使ったレビュー
では、実際にスマカメ2を見守りカメラとして使ってみてどうだったかを口コミします。
見守りカメラスマカメ2の接続方法と初期設定
スマカメ2スタンダード(CS-QS10)の設置はとても簡単でした。
我が家では、ネットワークカメラ本体を、標準で付属していたスタンドを使って、窓際に設置しています。
どこなら監視されていてもかまわないか、親の意向を聞いて、リビングから全体を広く見渡せる位置に見守りカメラを設置しました。
電源は、近くのコンセントにつないでいます。


設置当初は親が外出時にコンセント抜いちゃって、映らなくてびっくりしたこともあるので親に言っておいてください!
また、設置したい場所によって、クリップ式やマグネットタイプなどの設置用オプションが発売されています。
ホームルーターのWi-fiにWPSボタンで設定をして、設置完了です。
次に、見守りカメラの映像の見方です。
スマカメ2には、iPhoneやAndroid向けの専用アプリがあります。
アプリをダウンロードの上、カメラ本体のQRコードを読み込み、パスワードを入力することで見守りカメラの映像を見ることができます。
パソコンで見守りカメラの映像を見たい方向けには、Windows用のアプリが用意されています。


スマホで通話しながら、パソコンのアプリで映像見たりするよ!買った服見せてもらったりしてる!
見守りカメラスマカメ2に必要な通信速度と通信量
スマカメ2では、動画はH.264対応で、通信量も最低限に抑えています。
実際にスマカメ2に必要な通信速度と通信量ですが、ここに先ほどのIIJmioのSIMカードを使っている理由があります。
IIJmioは通信速度の高速と低速がアプリで切り替えられ、低速では契約データ量を消費しません。
実家用のSIMカードは常に低速設定にしており、見守りカメラの映像を見る私のスマホは高速&低速、新居のWifiと様々ですが、どの通信速度でも、見守りカメラの映像で親の様子を確認するのに問題はありません。
ただ、こちらの通信速度も低速だと、やはり映像がなめらかに動くことは少なく、さすがにカクカクしてしまいます。


私としては、家に親がいることは確認できるし問題ないよ!
さらにこの方法だと、実家用に契約したSIMカード分のデータ容量は、データシェアリングですべて自分のスマホ用に使えます。
常に滑らかな映像が見たいという方は、固定の光回線など、通信制限のないネット環境を用意することをおすすめします。
私のように、見守りカメラで実家の親の様子を確認するのは一日数回、1回あたりも十数秒でかまわないという方は、ホームルーター&格安SIMでの運用で十分だと思います。


iijmio新プランでさらにお得になって、約1700円で4G使える!
見守りカメラスマカメ2の実際のアプリの映像をレビュー
では実際のアプリで見れるスマカメ2の映像の様子を載せます。


少しモザイクが多いですがご了承を…
カメラの画質は五段階から選べるのですが、私はビデオ品質最低設定にしています。


左手前に私がいます。近くに花柄の鞄があるの見えますかね。
テレビは同じ番組見てるなくらいは伝わります。
また、スマカメ2には、暗視モードもついています。
部屋が暗くなると、自動的に赤外線を利用した暗視モードに切り替わります。


部屋の電気が消されたとき。真ん中にあるのがテレビです。


アップもできます。テレビの上のカレンダーのところ。好きな芸能人のカレンダーを外さないまま実家を出た娘で申し訳ない…


電気が消えてるから出かけてるんだなってのがわかる!
見守りカメラスマカメ2の動体検知ができるみまもりモード
スマカメ2には、みまもりモード機能があり、アプリのタッチひとつで、簡単に動体検知や録画モードの切り替えができます。
動体検知は、映像に動きがあると録画したり、アプリの通知が来るように設定できます。
録画は、microSDカードを利用することで可能となります。
私は動体検知や録画機能は利用していませんが、防犯カメラとしてネットワークカメラを利用する方には必須ですね。
このような便利な機能を利用して、ペットやベビーモニター代わりに利用する方もいます。
ただし、赤ちゃんやペットなど、暗い環境での様子も見守りたい場合は、スマカメ2スタンダードよりも、スマカメ2ローライトPoEの方がおすすめです。
赤外線機能がオフにできるので、暗い環境にいる対象(赤ちゃんやペットなど)の邪魔になりません。
スマカメ2スタンダードだと、部屋の電気を消すと暗視モードの赤外線機能によってカメラの周りが赤く光ります。


親も慣れるまでは、見守りカメラなんか赤く光ってるけど大丈夫か??とよく聞かれたよ!
見守りカメラスマカメ2のスピーカーとマイクの通話性能
スマカメ2には、スピーカーとマイクがついているので、通話もできるとされています。
しかし、通話性能は、正直そこまで期待するほどではありません。
親が高齢で耳が悪いからなのか、見守りカメラのスピーカーの質の問題なのかは不明ですが、少し聞き取りづらいようです。
マイク機能は、親の見ているテレビの音がしっかり聞こえるときと、ノイズがたくさんで何を話しているのかよくわからない時があるので、その時の通信速度に依存しているのかなと思います。
スマカメ2以外の日本製おすすめ見守りカメラ
スマカメ2にはたくさんの種類があります。
赤外線照射なしでも暗所撮影が可能なものや、防水・防塵機能が付いたアウトドア仕様のもの、天井に取り付けてお部屋全体を見渡せるものなどです。
また、カメラは1台だけではなく、複数のカメラが設置できますので、リビングと寝室が離れている場合でも安心です。
しかし、残念ながら、最近スマカメはアプリが新しくなり、そちらの評判があまりよくありません。
問題なく使用できている方もいますが、賛否両論なのが実態です。
私としては、特に不自由は感じていないのですが、気になる方用に、もう一つおすすめの日本製見守りカメラをご紹介します。
それは、パナソニック ネットワークカメラである、屋内HDカメラ KX-HRC100-Kです。
スマカメ2より数千円高くなってしまいますが、パナソニック製ということで、よく知っている企業のものの方が安心という方におすすめです。


どうやら私がスマカメ2を設置した後に発売されたみたい!
こちらもmicroSDカードで録画できるのですが、なんとタイムラプス機能がついており、一日分の動画を約10倍速で確認することができます。
また、動体検知だけではなく、音や湿度にも反応します。もちろん暗視モードや通話機能も付いています。
さらに、カメラ側で今はアプリで映像を見れないように設定するといったことも可能なので、親のプライバシーをより守ることができます。


高機能でびっくりした!私も次買うならこっちのパナソニック製の見守りカメラにするかも!


最低限の機能で十分、値段が安い方が大事という方にはスマカメ2,豊富な機能や安心感を求めるのならパナソニック製がおすすめです。
実家で一人暮らしの高齢者の親の反応
父親は最初、見守りカメラなんて監視されてるみたいだ…と設置を渋っていました。
しかし、いざ設置してみると、一人娘の私とのコミュニケーションがとりやすくなったと喜んでいます。
見守りカメラのおかげですれ違いが減った
まず、見守りカメラをつけてよかったことは、連絡のすれ違いが減ったことです。
私の父親は、私が「あとで電話するね」と伝えると、一切外出せずに、家でじっと待っている性格です。


逆に気を遣う…かといって電話する時間を決めるとこっちの予定も制限されるし…
しかし、見守りカメラを利用するようになってからは、私はカメラの映像を見て、父親が自宅にいるのを確認してから電話をするようになりました。
なので、父親も電話に出られなかったと気に病んで、そわそわと連絡を待つこともなくなりました。


見守りカメラは親子両方の心配を減らす
また、見守りカメラを設置してよかったのは、実家で一人暮らしをする親が感じる孤独感を減らせるということです。
高齢の一人暮らしということで、孤独感も感じやすいかと思うのですが、私がちょこちょこカメラを見ている話をすると喜んでいます。


こたつで寝てるの見つけたら注意したりしてるよ!
父親曰く、毎日ちゃんと見守ってくれてるのが伝わってくるし、もし自分の身に何かあったとしても安心だと思うようになったそうです。
ネットワークカメラの設置以外にも、スマホでのLINEの使い方を教えて、ビデオ通話をよくしていることも大きいと思います。
私の父親は相当な機械音痴で、携帯機器なんてポケベルで止まっていた人間です。
そんな父親に、スマホでのLINEの使い方を教えた話はこちらの記事でどうぞ。
ポケベル止まりの実家の親にスマホでLINEを教え込んだ【テレビ電話も】


今回は、高齢の親の実家一人暮らしを見守るのに役立つ、おすすめの見守りカメラについてご紹介しました。
ぜひ、見守りカメラを活用して、親への心配を減らしてください!


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