結婚が決まり、それぞれの親にご挨拶に行った時のお話を、彼女目線で書きます。
お互い、それまで親御さんとの面識はありませんでした。
また、私の父親は病気持ちなため、両家顔合わせはしないことにしました。
女性側の親へ結婚のご挨拶~病気の父子家庭~
どっちの親に先に挨拶するかですが、女性側の私の方への結婚挨拶を先に済ませました。
私が実家暮らしで、都合が付けやすかったからです。
嫁や婿などの礼節を重んじるご家庭では、もらわれる側へのご挨拶を先にするのが良いようです。
結婚挨拶のお店選びと手土産、服装
結婚のご挨拶のお店選び
ご挨拶をする場所ですが、実家にうかがってご挨拶することが多いみたいですが、
我が家は挨拶に適したお部屋もなく、気持ちも締まらないので、実家以外での食事をしながらの挨拶を選びました。
初回の区切りをきちんとしたかっただけで、その後彼氏は実家に遊びにきたりしています。
お店選びは、父親からの「あまりにかしこまった場所だと緊張する」というリクエストがありました。
そこで、近所の居酒屋を選びました。
高級料亭でもなく、本当に日常使いするような和食居酒屋です。
ただ、個室だけはマストの条件でした。
加えて、和室の方がおすすめです。

洋室での椅子席だと結婚の話を切り出す時に立つか座るか戸惑いそう…
3名で個室利用可能なお店を探すのは苦労しましたが、結婚のごあいさつで利用したい旨を伝え、快く了承していただけました。
日程は、お日柄とかはまったく気にせず、単に3人のスケジュールが合った日です。
夜ごはんの時間にセッティングしました。
結婚のご挨拶の男性の服装
服装は、これまた父親は堅苦しい感じが苦手なので、スーツではなく、普段着で行きました。
ただ、彼氏は襟付きシャツの綺麗めな服装を選んでくれました。
父親が精神的な病気でもあったので、
できるだけプレッシャーをかけたり、緊張させるような雰囲気は排除して、気楽にできることを重視しました。
親御さんの性格もあるので、見極めが大事だと思います。
結婚のご挨拶の手土産
手土産は、父親は甘いものが好きで、たくさん入っているのを豪華だと思うタイプなので、和菓子を用意しました。
これは、私と彼氏の2人で買いに行きました。
義実家が遠方の場合は、地元の名産品を手土産に選ぶのもおすすめです。
女性側の親に結婚の許可をもらう
待ち合わせは、彼氏は一人でお店へ、私は父親と一緒にお店へ行くことにしました。
お店の中で合流です。
一応、彼氏が先に入室しているように連絡は取りあっていました。
会ったら手土産を渡し、会食の始まりです。
最初は普通に雑談をしていました。
入籍の時期や結婚式、子供の話などは、あまりしませんでした。
私が普段から父親に自分の思いを話していたからです。
私たち父娘の思い出話をすることが多かったです。
普段は無口な父親も、頑張って喋ってくれたので、グダグダにならずに済みました。
彼氏が、話しやすいようにいろいろと質問してくれたのもあると思います。
結婚の挨拶って切り出し方に悩みますよね。
結婚挨拶のタイミングは完全に彼氏に任せていましたが、
開始から1時間が過ぎ、いつ切り出すんだろうとそわそわしていました。
すると途中でお店の方が、結婚祝いのお料理を特別サービスで提供してくださいました。
それがきっかけとなり、座布団から一度離れて姿勢を正し、頭を下げて結婚のお願いをしてくれました。
父親は反対することもなく、「はい、どうぞ」なんていう軽い雰囲気でした。
付き合ってた頃から、結婚して出ていくことを匂わせてたから、覚悟ができていたのかもしれません。

彼氏がどんな人かを普段からめちゃくちゃ話してたからね!すでに彼氏の信頼度が高かった!!
かかった費用は平均よりもかなりお安かったです。

1人5千円とかだったよ!
支払いは娘の私がしました。
ここは色々と考えが分かれる部分だと思います。
私の結婚のための挨拶に父と彼氏に来てもらったという考えでした。
後日、お礼の連絡をすることもあるようですが、父親は堅苦しいことが苦手なこともあり、私がLINEに来たメッセージを代読する程度で済ませました。

彼氏が「今日はありがとうございました」って言ってるよ!みたいな。
これで彼女側の親への結婚の挨拶が終了しました。
男性側の親への結婚のご挨拶~離婚している場合~
彼氏のご両親は離婚されていて別居なので、別々で会いに行きました。
また、県外で新幹線の距離に住んでいらっしゃいます。
日帰りでお二人ともにお会いするスケジュールにしました。
結婚挨拶のお店選びと手土産、服装
実家以外での結婚のご挨拶
お昼に義父とお店での会食、義母とはご実家にうかがってのご挨拶となりました。
お店はこれまた、個室の料理屋さんを選びました。
義父も堅苦しい感じがあまり好きではないようで、中堅ランクのお店にしました。
結婚のご挨拶の女性の服装
女性の私の服装は、春先だったので、襟付きシャツにロングスカート、トレンチコートという装いでした。
ワンピースが定番と言われていますが、所持しておらず、わざわざ買うこともしませんでした。

ストッキングが伝染したときのために予備を持っていくのも忘れずに!
普段は彼氏からプレゼントされたネックレスやピンキーリングを身に着けていたのですが、この時はアクセサリーは何もしなかったです。
結婚のご挨拶の手土産
手土産は、義母へは甘いものを、義父はお酒好きだったので、甘くないおつまみセットを用意しました。

お酒は持って帰るの重いかなと思って!
これも彼氏と一緒に買いに行きました。
質より量が重視の私の父親とは違い、義父母はそれぞれ一人暮らしということもあり、あまり多量な食べ物は好まないということでした。

私一人だったらいっぱい入ってるの買う所だったよ!
何度もそれは多すぎると思うと彼氏が静止してくれました。
相手のご両親が何を好むのかの事前チェックが大事だなと思います。
のしは、無地のしを選びました。もしくは、ご挨拶が無難です。
また、賞味期限にはご注意ください。日持ちするかどうかも店員さんに要チェックです。
家庭環境があまりにも複雑
実をいうと、私は複雑な家庭環境に育ちました。
詳しいことはこの記事では省きますが、ブログのどこかに書いてあるので気になる方は探してみてください。
私にとっては、その説明が重荷でした。

結婚を断られたらどうしよう…
事前に旦那さんが電話で説明してくれてはいるのですが、やはり自分の口でも説明しないといけないと思っていました。
しかし、ただでさえ私は緊張しやすいタイプ。
発表会でも台本が無いと、恐怖に感じてしまうタイプです。
自分の生い立ちを説明する脳内シミュレーションを何度も繰り返しました。
彼氏のご両親に挨拶に行くときも、めちゃくちゃ緊張していました。
それこれそ出発の新幹線から彼氏にどうしようどうしようと言っていました。
普段は外の周りに人がいる環境で、自分の人生の話をすることは無いのですが、この時ばかりはなりふり構ってられません。
ご挨拶までの時間つぶしに立ち寄った喫茶店で、彼氏と2人でシミュレーションをしていました。
隣との席も近く、左隣には、貴婦人が座っていらっしゃいました。
こんなに暗い話をして周りに申し訳ないとは思いつつ、練習してないと落ち着かない…
その貴婦人が、立ち去る際に、「頑張ってね!」と言ってくれたのを今でも覚えています。
その一言にめちゃくちゃ励まされました。
考えた挨拶の内容としては、私の育った家庭環境を説明した後、この事については、何かあれば自分で処理して彼氏にも迷惑をかけないので、結婚の許しをいただけないでしょうか、という感じにしました。
男性側の父親への結婚挨拶
まずは、義父との会食です。
私は、最初に自己紹介をして、軽く雑談をしたら10分ほどで結婚の話を切り出しました。

少しでも早くお話して緊張をほどきたかった…
快く結婚のお許しをいただくどころか、あろうことかプレゼントまでいただいてしまいました。
私の父親の印象も、彼氏が話してくれたりして、助かりました。

先に会っといてもらってよかった!
その後は、義父の昔話などを中心に歓談しました。
私はあまりしゃべるのが得意ではないので、お話上手な義父のおかげでちょうどバランスよかったです。
お開きの時間ですが、義父にはこの後義母と会う予定を知らせていたので、時間を気にしてくれました。
2時間ほどの会食でした。支払いは彼氏がしました。
男性側の母親への結婚挨拶
次は、義母への結婚のご挨拶です。
ご実家へうかがいました。
お茶とお菓子を出していただき、少しお話した後、私から結婚のご挨拶をしました。
こちらも受け入れていただき、あとは歓談をしました。
彼氏の小さい頃のアルバムも見せていただけて嬉しかったです。
会食だと時間が決まっていて、最後のデザートが出て落ち着いたらお開きですが、
実家でご挨拶する場合は終了のタイミングに困りますよね。
私たちは、事前にどのくらいの時間で切り上げるというのを決めていました。
私からは言い出しにくかったので、彼氏からそろそろ帰るよと言ってもらいました。
義母にも日帰りスケジュールだと伝えていたので、引き止められることもありませんでした。
1時間も滞在しなかったです。
結婚のご挨拶~後日のお礼~
後日のお礼ですが、私からは絵葉書を送りました。
封書の手紙だとあまりにかしこまりすぎていて、気を遣わせてしまうことにもなりそうだったので絵葉書にしました。
彼氏からは、別に送らなくてもいいと思うと言われていたので、間を取った感じです。
こちらについても、それぞれご両親の性格を確認してみてください。
結婚のご挨拶に行くときに大切にしたいポイント
では、結婚のご挨拶をするときの注意点です。
私がやっていてよかったなと思ったことをまとめました。
まず、事前にどういう人かわかっていると、親の安心感も増します。
たとえ本人たちの付き合いが長くとも、恋人の存在を言っていないと、親からしたら急に恋人がいると言われて、さらに結婚もすると言われたら驚いてしまいますよね。
親側の心構えとしても、軽く恋人がいるよくらいの話は前もってしておいてもいいと思います。
また、親への挨拶は、結婚をするにあたっての第一関門です。
それぞれの家庭の結婚への考え方を知るいい機会でもありますが、一歩間違えると破談になりかねません。
結納するしないや、手土産の好み、お礼の方法など、親が望むことを確認することも大事です。
節目の儀式として礼節を重んじる家庭もあれば、気楽にお話して人柄を知りたいという家庭もあるでしょう。
そして、相手の両親が全員話上手とも限りません。
私の父親のように人見知りで無口な場合もあるでしょう。
そういったときのために、どんな話をするか、せっかく会える親御さんにしてみたい質問を考えるのも一つの手です。

彼氏や彼女の幼少期の話を聞いてみるとか!
また、地雷は踏みたくないですよね。
地雷を回避するには、相手の人となりを知ることが重要です。
事前に彼氏彼女間で親が嫌うことを共有しておくのも必要だと思います。
とても緊張するとは思いますが、緊張しているのは親も一緒ですよ!
両家顔合わせはしない
毒親や片親で両家顔合わせをやりたくないと悩んでいる方もいると思います。
父子家庭や母子家庭で育っていて、どちらとも仲が良く、どちらを呼べばいいのか迷っている方もいるでしょう。
そういう方にとって、両家顔合わせは2人の結婚における最初の問題点ですよね。
私たちは、結納どころか両家顔合わせをしていません。
父親の病気がネックだったり、お互いの実家が遠方でもあったので、あまり前向きに考えられませんでした。
なので、結婚のご挨拶に行った時に、その説明をして、了承を得て両家顔合わせなしで結婚しました。
厳しいご家庭だと、反対されることもあるでしょうに、それでも結婚を許してくれた義父母には感謝の気持ちでいっぱいです。
その代わりと言っては何ですが、それぞれの親御さんには、きちんとご挨拶に行き、自分たちだけでできる範囲での最大限の筋を通したつもりです。
結婚は家同士でするものという昔からの考え方にはそぐわないのは確かです。
ですが、両家顔合わせはできずとも、お互いの親を大事にしたいという気持ちに変わりはありません。
このように私たちは家族同士は面識のないまま結婚したので、義理の兄と奥さんには、また後日、改めてご挨拶に行きました。
また、入籍からしばらくしてからですが、義父が私たちの住む県に来てくださったときには、私の父を交えて、4人で食事をしました。
それぞれの事情によって、両家顔合わせができないパターンもあるかと思います。
しかし、親同士が会わずとも、彼氏彼女自身が互いの親に真摯に向き合うことで認められるパターンもあります。
この記事が困っている方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
また、結婚式を2人だけでやるのも楽しかったのでぜひご検討ください♪
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