入籍して名字が変わると、たくさんの改正手続きを行わなければなりません。
雇用保険や社会保険など会社を通して行った公的機関での手続きはまた別に書こうと思います。
今回は、自分で行う改姓手続きについてです。
運転免許証を持っている方は、一番先に免許証の改姓をすると、その先の銀行等の手続きがスムーズになるそうですよ。
私は運転免許証やパスポートといった顔写真付きの身分証明書が無くてめちゃくちゃ困ったので、同じような人の参考になれば嬉しいです。
住民票の取得
まず、婚姻届を提出した際に、住民票を取得しました。
戸籍謄本は戸籍登録に時間がかかり、入籍日にもらうことはできないからです。
私たちは実家から新居へ引っ越した1週間後に入籍しています。
同じ市内での移動だったので、転居届の提出のみで済み、新姓での住民票もすぐに発行できました。
市をまたいで引っ越した場合は、転居届ではなく、転入・転出届の提出が必要になります。
入籍と引っ越しの時期によって、新姓での住民票の取得には婚姻届受理証明書が必要になる場合があります。
何枚必要かわからなかったのでとりあえず適当に3枚です。
旦那さんと私のものが2枚1組になったものです。
ここで最大の失敗をおかします。
この住民票、よくわからないまま頼んだため、私の新姓しか記載がありませんでした。
とてもめんどくさいことになるので、旧姓併記の住民票を依頼してください。
新姓での印鑑
私はすっかり失念していました。
銀行などで改姓手続きをするには、身分証明書のほかに、新姓での印鑑が必要になります。
すっかり忘れていて、急きょ銀行の近くのはんこ屋さんで作成しました。
こういう時のために、名字ではなく、下の名前の印鑑を銀行の登録している方もいるそうです。
私も下の名前で登録するか少し迷ったのですが、新婚浮かれ気分もあり、せっかくだしと思って新姓で印鑑をつくりました。
これからずっと使うものだし、こだわった印鑑を持つのもいいですよ。
ネットで買うなら、関東に60店舗を持つ平安堂の印鑑もおすすめです。
印材の種類も豊富で、象牙はもちろんのこと、白檀や水晶やルビーなんかも取り扱っています。
また、ダイヤを埋め込んだ象牙もありますよ。
ラピスラズリの印鑑などもあるのでパワーストーンがお好きな方にもおすすめです。

天使やハートの印が入ってるやついいなー!
これを機に、ちょっと高級な印鑑を持つのもいいですね!

金融機関の改姓手続き
まずは銀行など金融機関の改姓手続きから行いました。
会社員の方は給料口座として登録している銀行を優先的に変更するとよいです。
銀行での登録名と会社での登録名が、旧姓と新姓で別々になっていると、給与振り込みができない場合があります。

その業務担当してたけど銀行から会社に確認の電話かかってきたことがあったよ!
メガバンクでの改正手続き
私は三菱UFJ銀行と、みずほ銀行で改姓手続きをしました。
本人確認書類には、健康保険証と新姓が載った住民票を持参しました。
どちらの銀行もこの書類で本人確認ができ、改姓手続きができました。
三菱UFJ銀行は通帳は行員さんの手書きで氏名変更、キャッシュカードはその場で即発行。
みずほ銀行は、通帳もキャッシュカードも新規発行で後日簡易書留にて発送でした。それまでは旧キャッシュカード利用可能でした。
通帳を新規発行にするかは、残りのページ数にもよるみたいです。
住民票は見せるだけで回収されませんでした。
ゆうちょ銀行での改正手続き
ゆうちょ銀行でも、上記の持ち物で無事に改姓手続きしてもらえました。
地方銀行での改正手続き
ここが改姓手続きでの失敗ポイントです!
私は地元の地方銀行にも口座がありました。
こちらも上記の持ち物を持っていきました。
すると、「これでは改正手続きができません。」とのこと。
住民票に旧姓が載ってないからダメなんだそうです。
まだ旧姓の健康保険証を持っていたので、それも見せたのですが、
「一つの書類に旧姓と新姓が載ってないと認められません。」と。
じゃあ、マイナンバー通知カードの裏面に新姓も記載してもらったから、これでと見せたら、
「通知カードは証明書になりません。」と。

私が私であることの証明ができない!!
使用頻度の高くないサブ口座のために、有給取得して、手数料を出して戸籍謄本や旧姓表記の住民票を取得しなおす気も起りませんでした。
なのでもういいやとお金を引き出して、今でもそのままになってしまっています。
銀行によっては、このように全く対応してもらえないのでみなさんはお気を付けください。
クレジットカードの改姓手続き
次はクレジットカードの改姓手続きを行いました。
私はエポスカードを所持していました。
郵送でも改姓手続きは可能でしたが、ちょうど更新のタイミングでもあったので、マルイのエポスカードセンターに直接行きました。
健康保険証と年金手帳と住民票を持っていきました。

これだけあれば証明できるでしょう!
登録する金融機関のキャッシュカードと印鑑も持っていきました。
こちらもこの書類でスムーズに改姓手続きできました。

新しい名字でカード裏の署名するの緊張した!
ちなみにカード番号は変わらなかったです。
旧姓の方が画数が少ないので、カード裏の署名は旧姓にしてもいいかなと思っていたのですが、これは避けた方がいいです。
当たり前ですが、カード表面と裏面の氏名が違うと不正利用を疑わてしまうからです。
海外での新婚旅行を予定している方は特に注意してください。
日本ならまだしも、海外ではクレジットカードの信用力が高く、身分証明書並みの効力があります。
なので、カードを新姓の名義に変更したら、裏面の署名もきちんと新姓でサインしましょう。
医療保険の改姓手続き
私は医療保険は代理店の窓口で契約していたので、そちらに電話連絡しました。
医療保険に加入していない方は、結婚を機に加入するのがおすすめですよ♪
携帯電話の改姓手続き
格安SIMのiijmioを利用していました。
こちらもオンラインで簡単に改姓手続きができました。
また、実家のネット環境構築にSIMカードを1枚増やしています。
ファンクラブの改姓手続き
意外と忘れがちなのがネットなどの会員登録です。
Amazonなど通販サイトは次に利用する際に変更でも構いませんが、そうはいかないのが自動更新系です。
氏名の変更だけではなく、クレジットカード情報も更新しなければなりません。
サブスクに課金していたりしませんか?
ジャンプの定期購読してないですか?
dアニメストアの契約してませんか??
サブスク系は思い出した時にまた契約しなおせばいいですが、
ファンクラブは途切れたら会員番号が変わってしまう可能性が出てきます。
そんな悲しいことにならないように、毎月自動更新になっているファンクラブ系の名義変更もお忘れなく!
以下の3つはできるだけ同じタイミングで名義変更した方がよいです。
それぞれの名義が異なると、会社によっては
クレカの利用額が銀行で引き落とせなかったり、
登録したサービスがうまくカード決済できなかったり、
更新時期にクレカが手元に届かなかったりします。

同じAmazonでもプライム会員で動画見てるとかなら気を付けてくださいね!
結論:マイナンバーカード取得して!
光熱費や光回線のインターネット代などもお忘れなく。
私はパスポートは結婚後に取得したのですが、すでに所持している方はそちらもご変更ください。
失敗談含め私の改姓手続き行脚について書きましたが、
運転免許証やパスポートといった顔写真付きの身分証明書を何も持っていないと、ただでさえ面倒な改姓手続きがさらに面倒になります。
入籍まで1ヵ月以上時間のある方は、マイナンバーカードを取得することをおすすめします。
あらかじめ作っておいて、婚姻届提出時に改姓手続きも行うとスムーズだと思います。
通知カードは証明書になりませんが、顔写真付きのマイナンバーカードなら運転免許証と同じように対応してもらえることが多いです。
戸籍謄本や旧姓併記の住民票でもいいですが、無くなるたびに役所に取得しに行くのは面倒だし、
顔写真付きの身分証明書があるに越したことは無いです。
結婚を機に新しくクレジットカードを作成したり、銀行口座を開設したりすることもあるでしょう。
私はそのたびに自分を証明できなくて苦労しました。
銀行窓口での改姓だと住民票は見せるだけでしたが、
ネット銀行を郵送で新規開設したりする際は提出になるので、そのたびに手持ちの住民票も減っていきました。
いい写真が撮れない…とマイナンバーカードの作成を後回しにした結果、身分証明が難しかった私の心に突き刺さった一言です。

早いとこマイナンバーカード作っとけば済んだ話だけどね!

ごもっとも!!
皆さんは私みたいにならないように、早いうちにマイナンバーカード作ってくださいね!
申請してから受け取りまで1ヵ月かかったから気を付けてください!
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