シンプルに挙式だけをしたいけれど、時間が短そうだし、どんな流れか分からない…。
挙式だけの結婚式って、普通の結婚式とどう違うの?
披露宴をしない「挙式だけの結婚式」については、情報が少ないですよね。
私たちも情報不足のなかで、新郎新婦ふたりだけの挙式を挙げました。
実際には、挙式だけの結婚式もとても楽しく、幸せな一日を過ごせましたよ。
今回は、挙式のみの結婚式がどんな流れで進んでいくのか、当日の模様をレポートします。
挙式だけにするか迷っている方は、ぜひいろんな情報を集めて、自分に合った結婚式を挙げてくださいね!
挙式当日のスケジュール
私たちが挙げたのは、誰もゲストに呼ばない、夫婦ふたりだけの挙式です。
挙式だけの結婚式といっても、親族や友人を数人呼んだり、挙式後に食事会をすることもありますが、私たちはそれをしませんでした。
リゾート婚ではなく、普通に居住地の結婚式場での挙式を行い、新婚旅行は別に行きました。
理由については、こちらの記事をご覧ください。
私たちが選んだ挙式のスタイルは教会式で、チャペル式やキリスト教式とも呼ばれる方式です。
挙式当日のタイムスケジュールは以下の通りです。
軽い挙式リハーサル
新婦のヘアメイク、新郎は着替えるだけ
解散して温泉旅館へ
挙式に向けて当日朝の準備
では、挙式当日の模様について詳しく見ていきましょう。
私たちの挙式は、朝9時に結婚式場に行き、11時半から挙式を開始する予定でした。
挙式自体は30分ほどで、後撮りを含めると終了したのは13時。
結婚式場入りから解散まで約4時間でした。
挙式後の写真撮影がたっぷりあったので、それがなければもう少し早く終わるでしょう。
新婦の持ち物
新婦は結婚式場でヘアメイクをするため、ノーメイクで式場に入りました。
化粧をしなくていいので、特にやることもなく、家では爪の準備だけしました。
お手軽なネイルチップを利用したので、朝の準備はすぐに終わりました。
ネイルチップは両面テープで簡単に着脱でき、別日の和装前撮りと挙式で同じデザインのネイルを使うことができます。
ネットで購入するなら、プロのネイリストが作るネイルチップが豊富な【ミチネイル】がおすすめです。
新婦の持ち物は、ストッキングとフレアパンツ。
上半身のブライダルインナーは結婚式場で購入したため、式場で用意してもらえます。
ドレスに着替えやすいように、前開きのシャツを着ました。
朝ご飯抜きは倒れるかもだからちゃんと食べたよ!
新郎の持ち物
新郎はヘアメイクを頼まなかったので、自分でヘアセットを頑張りました。
新郎の持ち物は、インナー(カッターシャツの下に着るもの)、靴下、ハンカチだけ。
挙式のための荷物はとても少なかったです。
挙式後に温泉旅館へ宿泊する予定だったので、その荷物の方が多かったです。
チャペルでのリハーサルとヘアメイク
結婚式場に到着すると、まずはチャペルに案内され、簡単な挙式リハーサルを行いました。
リハーサルといっても、プランナーさんから説明を聞くだけのものでした。
歩き方やベールアップの仕方については、衣装の最終フィッティングの際にドレスショップで教えてもらっていましたし、事前に挙式の細かい流れが書かれた用紙ももらって読んでいたので安心でした。
プランナーさんからは、「牧師先生がこうするので、お二人はこうしてください」といった段取りの確認をざっくりと行いました。
立ち位置や注意事項も教えてもらいましたが、挙式中は牧師先生が次の行動を教えてくれるので、細かく覚える必要はありませんでした。
ヘアメイクさんも介添え人としてつきっきりでサポートしてくれたので、特に心配はいりませんでした。
軽いリハーサルを終えたら、ヘアメイクに入ります。私たちが選んだ結婚式場では、新郎新婦ともに同じ控室を使いました。
衣装選びでお世話になったスタイリストさんから手書きのお手紙が届いていて、とても嬉しかったのを今でも覚えています。
新婦がヘアメイクをされている間、新郎は結構暇でした。
緊張であまり話す余裕がなかったので、メイクリハーサルの時にメイクについて色々聞いておいてよかったです。
相変わらずプロのメイクの力ってすごい!
ヘアメイク中に、フローリストさんがウェディングブーケを持ってきてくれました。
打ち合わせでの漠然としたイメージを完璧な形にしてくれたプロの力には感動しました。
新婦のヘアメイクが終わるころ、新郎がタキシードに着替えました。
新婦もウェディングドレスを着た後、しばらく待機の時間がありました。
待機中にカメラマンさんが挙式前の風景を写真撮影に来て、数カット撮影しました。
牧師先生もご挨拶に来てくださり、挙式の流れを説明しながら少しお話をすることができました。
チャペルで初対面だと緊張しますが、挙式前にお話できて少し緊張が和らぎました。
チャペル挙式の入場から退場まで
時間が来たら挙式をするチャペルに向かいます。
挙式のみの結婚式でも、私たちはゲストがおらず、新郎新婦ふたりっきりなので、所々スタイルが違いました。
父親がいない場合のバージンロードの歩き方
挙式には、両親も呼んでいないので、ベールダウンや新郎新婦の入場方法に変更がありました。
まず、新婦と母親によるベールダウンはありません。
ウェディングベールは入場前の段階でおろしておきました。
バージンロードは通常、新郎が先に一人で入場、新婦と新婦の父親が腕を組んで新郎の元へ向かうのが定番です。
今回のように父親がいない場合は、ゲストがいるなら母親や兄弟姉妹といった家族、祖父や叔父などの親族と歩くこともあるようです。
私たちの事前打ち合わせでは、新郎が一人で先に入場後、新婦も一人で入場して新郎の元へ歩く予定でした。
バージンロードを別々に歩く予定だったのは、その方が写真のバリエーションが増えると思ったからです。
しかし当日になって、選んだドレスのボリュームがすごいので、歩くときに隣に補助役がいた方がいいとのアドバイスがありました。
なので、バージンロードは最初から新郎新婦ふたり揃って腕を組んで入場することになりました。
新婦がウェディングドレスで歩きにくいのを、新郎と腕を組むことによって新郎に支えてもらう形です。
ちなみにバージンロードは花嫁の一生を表しているとされています。
チャペルが開いて歩む道は誕生から今までの過去、新郎へと引き渡される瞬間が現在、それから新郎新婦二人で歩く道が未来を表しているとされています。
私たちは最初から新郎新婦二人で歩いたので、バージンロードの本来の意味には合致しないかもしれません。
でも私の勝手な解釈だと、色々あった過去をまるっと受け入れてくれた夫に支えてもらったうえで、これからの道もまた二人で歩んでいくという心持ちでバージンロードを歩いていました。
ちなみに、ウェディングドレスで歩くときは、ドレスを少しつかむと歩きやすかったです。
チャペル挙式の流れ
挙式の時間になったら、チャペルの扉が開き、聖歌隊やパイプオルガン奏者たちによる生演奏が流れる中、新郎新婦2人で歩きだします。
牧師さんのいる祭壇まで来たら、あとは一般的な挙式の流れと同様に挙式が進んでいきます。
牧師先生のお話がとても素敵で感動的だったのが心に残っています。
誓いの言葉では、チャペルに響き渡る、夫の「はい、誓います!」という声がとても凛々しくてかっこよかったです。
ちなみに、二人だけの挙式といっても、介添え人さんをはじめ結婚式場のスタッフさんがいるので、拍手で祝福してもらえます。
挙式の時間は30分と短かったですが、一生に一度しか味わえないとても幸せな時間を夫婦ふたりで過ごすことができました。
失敗しないための挙式での注意点
楽しかった挙式ですが、失敗しないようにするための注意点もいくつかあります。
いつもとは違う雰囲気で緊張してしまうかもしれませんが、落ち着いて楽しみましょう。
ちなみに新婦はガチガチに緊張していましたが、新郎は一切緊張していなかったそうです。
意外と難しいベールアップ
誓いのキスのシーンでは、新郎が新婦のベールをアップするときに手間取ってしまうことがあります。
ベールアップは、新郎のウェディングベールの掴み方がポイントでした。
新婦に近づき、ベールの内側に親指を入れて、向こう側にベールを返すときに手のひらが上になるようにするとやりやすいです。
また、ベールの裾が折れていたりしないか、新郎がチェックして直してあげるのもポイントです。
ベールの乱れを直し終えた合図として、新郎の腕に手を添えるといいでしょう。
新婦側は、片足を後ろに引いて、中腰程度に軽くしゃがみましょう。
結婚指輪交換での失敗談
結婚指輪の交換では、実際に私たちが少し焦ってしまったシーンがあります。
新婦の結婚指輪がなかなか入らない事件です。
牧師先生の「落ち着けば入ります。」の一言で肩の力を抜くと、ちゃんと指輪が入ったので、とても緊張していたんだなと思います。
かっこよくない誓いのキス
また、誓いのキスの際、新郎は新婦に近づいてキスをしますが、新郎がへっぴり腰になってしまい、格好がつかないことがあると聞きました。
新郎がウエディングドレスの裾を気にするあまり、なかなか新婦に近づけなくて不格好になってしまうんです。
なので、新郎は指定の場所に足を差し込んだら、しっかり身を乗り出して新婦側に寄るよう注意してください。
挙式後はチャペルでの後撮り
挙式を終えたら、チャペルでの後撮りです。
私たちが選んだ結婚式場のふたり挙式プランでは、挙式後の写真撮影もセットでした。
撮影指示書は、和装前撮りの時に失敗だったと思ったので作りませんでした。
やはり結婚式場専属のプロカメラマンなので、いい構図を完全に把握されていて素敵な写真がたくさん撮れました。
後悔があるとすれば、笑うのが下手だったことです。
前撮りでもぎこちない笑顔しかできなかったんだから対策すればよかった…
探してみると、ストアカで笑顔の講座を見つけたので、受けておけばよかったです。
「スマイルフォトレッスン」で検索すると、高評価の講座が出てきますよ。
挙式当日をもっと楽しく過ごすには!
チャペルでの挙式と写真撮影が終わったら、控室に戻って私服に着替えます。
新婦の髪とメイクはせっかくなのでそのままにしてもらいました。
最後に、お世話になった結婚式場のスタッフの皆さんと写真を撮って、見送られながら帰りました。
その足で近くのアフターブーケ専門店へウェディングブーケを持ち込みました。
この時すでにお花の元気がなくなってきていたので、アフターブーケはどうするか事前に計画しておいてください。
午後は、電車で1時間ほどの近場の温泉旅館へと向かいました。
挙式が終わってからでも、チェックインの時間までは余裕がありますし、疲れた体を癒すのに温泉はとても気持ちよかったです。
おいしい晩御飯も堪能でき、とてもゆっくりした時間を過ごすことができました。
挙式が終わった後も非日常感を味わえた!
特別な日の宿泊予約には、一休.comを利用するのがおすすめです。
一休.comでは高級ホテルや旅館の掲載が多く、記念すべき挙式日にこそ泊まりたいお部屋が多数あります。
今回は、挙式だけの結婚式の当日の様子をお伝えしました。
ふたりきりとはいえ、妻の私はめちゃくちゃ緊張してしまいましたが、とても楽しかったです。
楽しいしかない一日だった!
挙式してよかったね!
感想については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
結婚式場のスタッフが皆さんとても優しく、いつも笑顔でいてくれたのですが、それが仕事としてではなく、普通に人として祝福してくれている感じがしたのが、とても嬉しかったです。
私たちが選んだ結婚式場はノルマがないのか、新郎新婦の思いを第一に考えてくれて、終始安心して2人きりの挙式をすることができました。
挙式を楽しむという意味でも、リラックスできる雰囲気を作ってくださったスタッフの方々には感謝しています。
チャペルの雰囲気は写真でもわかりますが、スタッフさんの雰囲気は実際にお会いしてみないとわかりません。
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ぜひ活用して、いろんな中から後悔しない結婚式場を選んでくださいね!
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